【説教集×英語学習1】心を満たす食べ物 #211
説教集より
And their stomachs, only do loathe and abhor the heavenly knowledge and food of God’s word, that be so drowned in worldly vanities, …
「この世の虚栄にまみれた者たちの胃袋は天の知識や神のみ言葉という食物をただ嫌って受けつけません。」(第一説教集1章1部:全訳はこちら↓)
ヨハネの勧話
お腹が満たされるのは幸せなことです。しかし食べるものを選ぶ必要はあります。身体によくてなおかつ美味しいものを選んで食べましょう。そうして身体だけでなく心も満たしましょう。
わたしは趣味として庭にいろいろなものを植えて楽しんでいます。ブラックベリーをジャムにしたり、バジルをジェノベーゼソースにしたり、梅でシロップを作ったりして楽しんでいます。農薬の類はまったく使いません。また、地植えですしハウス栽培でもないので収穫は不安定で、よくとれる年とそうでない年があります。
よくとれる年とそうでない年があるというのは実に面白くもあります。それは、ある作物がよくとれなくても別の作物がよくとれるという現象が見られるからです。しっかりと量ったことはありませんが、感覚的には毎年イーブンであるように思えます。まさに恵み。大きな力に守られていることに思いを致さずにはいられません。
農薬を使わず、その年の天候に左右され、収穫は不安定。しかしとれたものを口にすると素朴でありながらなんとも芯のある深い味わいがあります。余計なものを足していない、天然そのものの味。甘美な恵みの味。これを口にしてお腹を満たすことはとても幸せなことです。健康な体につながります。
美味しいものでお腹が満たされると心は幸せになります。しかし心を満たそうとするなら、心の食べ物が必要です。お腹が喜ぶ美味しい食べ物と同じく、大いなるものから出ているものです。それは素朴で天然そのものでありながら甘美な恵みのことば。これを日用の糧としていきたいものです。健康な心のために。
英文の解説
主語(S)は their stomachs で述語動詞(V)は do loathe and abhor、この do は一般動詞ではなく助動詞としてのいわゆる強調の do です。他動詞 loathe と abhor の目的語が the heavenly knowledge and food of God's word です。この of は同格を表すもので、word は通例、可算名詞として使われますが、「み言葉」や「福音」などを表す場合は原則としてそうは使われません。
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