サルコイドーシス療養記4 #243
1/6㈪に入院して今日で16日目。入院生活の様子をお伝えします。
よかったら前回の記事もあわせてお読みください。
副作用(?)あれこれ10種
ステロイドの治療を点滴から内服薬に切り替えて今日で10日目、点滴での投与とあわせると13日目になります。ここまでにあった副作用をまとめます。ひょっとしたらステロイドの副作用ではないのかもしれませんが、体の変化としてみられているものを思いつくままに挙げていきます。
①血糖値の上昇
詳しい数字は前の記事(#242)にあります。点滴のときは異様に高い数値でした。インスリンを打つこと3日間で3回。内服薬に切り替えてからは落ち着き傾向。引き続き間食を(可能な限り←現実路線化してやや後退ですが、それでもかなりかなりの少量にしています←弁明)避け、運動を取り入れることで対処していきます。
②異様な空腹感
ステロイド剤により食欲が増進するというのは耳にしていました。例に漏れず、というか、そもそも自分は食がよくて酒飲みなので(笑)、おそらくその反動もあるのでしょう。異様(というより猛烈)な空腹感に襲われています。強い意志をもって誘惑に抗っています(笑)
③強烈なのどの渇き
胃酸が大量に出ているのか、これもものすごいです。胃から食道を逆流してきてのどまで焼け付くような感じです。入院10日目あたりから出てきました。夜中にこれで起こされる日もあります。水を少し飲むと軽快化します。でもひょっとしたら空気の乾燥のせいなのかもかな。
④睡眠の不安定
これは日によってまちまちです。点滴をしていたときにぐっすりの夜もありましたし、内服薬に切り替えてから目がさえてさえてという日もあります。幸い、仕事がなく昼間に寝ることもできるので、寝不足自体は解消されているのでしょうが、良いことではありません。眠れない夜は本を読むようにしています。スマホだとますます目がさえます。
⑤声のかすれ
点滴をはじめてからずっとあります。内服薬に切り替えても軽快化しません。ステロイド剤との関係があるのかよくわかりません。それこそ、空気が乾燥しているからなのかもしれません。
⑥なんとなく丸い
もともとがっちり型の体形をしていますが、それはそれとして、なんか顔や肩やおなかのあたりが丸くなっている気がします。ストレッチをしてなんとか「丸化」を抑えようと抗ってはいるのですが、これは体内の物質の結合の問題で、ある程度は仕方がないのかな。
⑦髭のそろいが違う
一日おきに入浴日(シャワー)があって、そのときに髭を剃っているのですが、どうも生え方が変わったように思えます。いままで薄かったところが濃くなっていたり、生える(伸びる)方向が違っていたりしているような気がします。刃をあてるとわかります。
⑧口のなかの苦み
特に点滴のときがそうでした。内服薬にしても残っています。何とも言えない、根っこの深い苦みがあります。コーヒーを飲んで中和(?)していますが、それでも苦さは消えません。たまに食事にバナナが出るのですが、あの美味しいはずのバナナがとても苦く感じられます。不思議です。
⑨肌のあれとかさつき
腕にところどころ肌のかさかさが見られます。また肩のところにはぶつぶつが見られます。ステロイドの副作用としてけっこう一般的なもののようですが、自分にも例に漏れずでたということになります。
⑩トイレが近い
いわゆる頻尿です。日に日に回数は少なくなっていますが、それでもまだ多い。ステロイドに関係するのかわかりませんが。
ざっと10点を挙げました。いまのところはこんな感じです。副作用が起こることそれ自体は仕方のないことであるとしても、だからといって何もしない、流されるまま、とはならないようにしたいと思っています。現実路線化しても野放図にならない。でも頑張りすぎはしない。匙加減を大切にしていきます。
治療の効果、またでた!
前回(#242)の記事でもお伝えしたとおり、もはや左眼の曇りはなくなりました。そして次に、なんとなんと、右眼の曇りもかなりなくなりました。というか、ほとんどないくらいです。いままでがすりガラスで世の中を見ていたとするなら、いまはもうほぼ透明なガラスで世の中を見ている感じです。こうしていま病室でパソコンを打っていても、ほとんどストレスがない。入院前はそれさえもしんどかった。これはかなり嬉しい。
ステロイド剤の効果が出ていると言えるのでしょう。飛蚊症もまだありますが、残る大きなものは複視。これはまだなんとも進展がありません。病室の窓から外を眺めても、1つだけしかないビルが2つに見えています。少し意識してみると、どうも両眼から50㎝以上離れたところにあると二重に見えてしまうようです。それと、顔を動かさず眼だけで物体を追うと、右にあるもののずれが大きいです。
両眼の霧視がほぼなくなったいま、複視もなくなってくれることを願っているところです。いま内服薬(プレドニン)を日に40mg服用していますが、この容量はもう少し続きます。
ともあれ、眼の曇りがなくなったこの治療に感謝です。恵みによって守られていることに感謝です。
そんななかでの出版のこと
昨日、病院内の郵便局でこれを出してきました。
ペーパーバック版『高校英語教師が翻訳した十六世紀英国教会説教集』を国立国会図書館に納本いたします。これについては、noteでフォローさせていただいている智颯@webライターさんの記事で学ばせていただきました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。ありがとうございます。
智颯@webライターさんのこの記事にもあるとおり、Kindleペーパーバック版の納本にはちょっとした条件があるのですが、それはおかげさまでクリアしています。
自分の本が国立国会図書館に、と考えるだけでわくわくします。世の文化や学術に小さいながらも足跡(爪跡か?)を残せた。2冊送りましたので、東京本館と関西館の両方で、理想的な環境下で、半永久的に保管されることになります。
ありがたいことです。ここから全国のさまざまな図書館でリファレンスをとることができます。嬉しいことです。申請してから登録までは時間がかかるということですが、年度内になんとかなってくれないかなあ、なんて思っています。いつかこのページで検索できることを楽しみに。
では今回はこのへんで。みなさまお体にはご自愛ください。