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出版しました!! #238



出版しました!!


おかげさまをもちまして、「高校英語教師が翻訳した十六世紀英国教会説教集」が出版となりました。去る9月27日(金)のことになります。ご報告が遅くなりました。この note で皆さまの記事を拝読していろいろと学ばせていただいたり、投稿していた記事にあたたかいコメントを多くお寄せいただいて励ましていただいたりと、本当に皆さまに感謝です。ありがとうございました。

amazon の KDP ペーパーバックでの出版です。電子書籍にするかか紙書籍にするか、いろいろ悩んだのですが、やはり「どうしても紙媒体で出版したい」という思いが強く、このような形となりました。すでに amazon で販売されていて、ご購入してくださった方もいらっしゃいますし、レビューで高評価をくださった方もいます。本当にありがとうございます。


宗教改革に揺れた16世紀イングランドの説教集。アングリカンチャーチ(聖公会)黎明期の説教集。キリスト教とイングランド史の重要文献の本邦初の全訳出版。ここに至れたのはほんとうに多くの方々の支えがあってのことです。感謝に堪えません。

A5版750ページ。けっこうな分量です。持ってみるとずしりと重い。自分で言うのもなんですがまるで辞書(笑)。寝転んで読む本であるというよりは机の上で読む本であると言えます。

学生のころからこれを翻訳したいと思っていながら、いろいろと言い訳をつけて放置して、「よしやろう」と思って本格的に翻訳に取り掛かってからここまで、およそ5年を要しました

5年の翻訳作業で学んだことはたくさんありますが、大きく分けると2つになります。

ひとつは英語学習のこと。英語を日本語に訳すというのはこんなにも難しいことなのかということ、まさに「外語力は母語力を超えられない」ということを思い知らされました。いま小中高を問わず、学校の英語の授業では「会話」「コミュニケーション」「発信」が重視されている感があります。これはこれで、言語を「ツール」と考えれば、また「使わないと上達しない」ということを踏まえれば、意味がないわけではありませんが、そのなかでも、そもそも外国語を学ぶ意味をしっかりと確認しなければ、と思いました。

もうひとつは学問それ自体のこと。学問には「人間性」が必要なのだろうなということです。人生の経験を踏まないとおそらくは真理に到達しえない。翻訳を進めるなかで、いろいろな生徒と対した教師としての経験や、障害のあるわが子をもっての父親としての経験があって、それで「はっ」としたことが多々ありました(もっとも、そもそも洞察力に優れた方なら、若くてもクリアすることかもしれませんが)。学問は世を離れて存在はしない。学問は人間生活の総体としてある。そう強く思いました。

ともあれ、出版することができました。皆さま、ありがとうございました。


実は入院中です


さて、話は変わりまして。私こと、ただいま入院しております。3か月ほど前に体の変調についてお伝えした記事があります。


このときは「こえわずらい」と「顔面神経麻痺」だったのですが、その後、ある日突然、「複視」が出てきました。世の中がすべて二重に見える。片目をつむればそうではないのですが、両眼で見ると世の中がすべて二重に見える。眼鏡をしていようとしていまいとその状態。加えて、遠近感がおかしく、平衡もおかしく、まっすぐ歩行できない。これは困ったということで脳神経科に。そしたら「入院して検査しましょう」となりました。これが8月のことです。

仕事もあるし(現在、高3の担当です)、翻訳のこともある。で、時期を選び、学校では前期の終了をみて、翻訳では出版を見届けて、そしていま入院しています。検査の毎日ですが、いろいろなことがわかってきました。すぐさま命の危険がどうというのではありませんが、いろいろなことがあります。しかし、これは良い機会。本邦初の全訳出版という大業(←自分で言うか!)を果たし、英語学習について、また学問について、一定の見識を得ることができた上での、これからの人生を歩むためのメンテナンスだと捉えています。

皆さまもお体にはご自愛ください。
また、本邦初の全訳出版「高校英語教師が翻訳した十六世紀英国教会説教集」をどうぞお手もとに!!



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