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2024年11月の記事一覧
詩「潮騒とダンスは永遠に」書きました。
<始めにご挨拶>
この詩作品は、あくまで筆者の妄想です。
公式とは全く関係がないので、ご了承くださいませ。
苦手な方は、どうかご注意ください。
野暮すぎる文言で恐れ入りますが、
どうぞよろしくお願いいたします。
「潮騒とダンスは永遠に」
白い歯と苔色のコートが、
わたしを思わず釘付けにさせる
ああ、わたし
その色に惚れてたんだ
もう届かないけど
あの空き地と苔の匂いに恋してたんだ
詩「成れの果ての鳥たち」書きました。
「成れの果ての鳥たち」
「私だけ」が、私だけにならない日は
いつしかやってくるのだろうか
鳥に似た生き物たちは、
全く飛ぶ術を知らずに
羽を広げることができずに走ってばかりいた
能力は、それ以上でもそれ以下でもなかった
鉄の鉛の中で放置され、
また生きる場を見失った
負のスポットライトが、
侵食されて照らされてゆくのを
ただ見つめるしかなかった
暇なんだから、と吐き捨てられる日々から
よう
詩「板上の勝負師」書きました。
「板上の勝負師」
来たる、その日
人々の願いが夜空に流れてゆく日だった
待ち望んだ輝く台の上で
縦横無尽な才能に、
ひたすら
釘付けになった
一瞬一瞬の豊かな動作が、
七色の踊る声が、
天性の才に彩られた横顔が、
艶で濃厚に広がりを見せて
観る者の顔全体を
濃紺の沼へと沈ませていく
貴方は、罪深い人だった
今日も乏しい私は、
輝く向こう側の貴方を最後まで追いかけて
名残惜しく小箱を閉じて
静