イズムを繋ぎ、手放していく。
先日、とある有名なチェーン店の支店を訪れた。
広告もバンバン打っており、
以前、賞を頂いた程のお店。
しかし、入った瞬間、あれ?覇気がない。。
「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」の挨拶もなく、
終始店員同士が喋っており、飲食店なのに爪をいじってる。
期待していた味も「あれ?」という拍子抜けで正直コンビニ飯の方が美味しかった始末。。
よく見てみると夏季でこのお店は閉店とのこと。やはり。。
反面教師として、「では、どうしたら生き残れたか」を考察したので、書き示す。
まず、
①飲食店としてのマナー
→これは有名チェーン店どうこうてはなく、飲食店としての基礎。
マニュアルで縛るのではなく、マニュアルありつつも在り方を徹底する
次に
②創業者イズムの継承
→優秀な経営者ほど現場から離れず、行動ベースで「現場主義」。
この支店がここまでなってしまったのも、指導行き届きとマニュアル不足が原因かも。
また、広告のみに注力しているカリスマ的創業者や名物経営者もいるが、影で現場と繋ぐナンバー2や経営層がいれば問題ない。(目立ちたがりの創業者もいるが(笑))
さらには
③在り方や定義の再定義と明確化
→このお店では何を提供したい?どんなバイトでも「自分ごと」と繋げて仕事していく。
この①②③の完遂の上で、
大事なのは、
創業者、経営層は権限・地位・名誉を手放していく。
創業者の時はこれでイケイケだったけど、
時代が変われば「答え」は変わる。
だからこそ、次世代、後継者に託していく。
イズムを伝え、手放していく。
次世代は、イズムを引き続き、継いでいく。
この継承こそ、味を守り続け、
時を超えても生き残っていく。
正直、味は不味かったけど、
この学びを教えて頂いたということで、美味しい食事でした!
ごちそうさまでした!!
時を超えても、
生き残るお店が増えることを願いながら。