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子供たちに夢与えるイケてる大人

埼玉県立の高校で面白い取り組みがあります。
地元の経営者が先生になり、「課題解決型プロジェクト」という授業をするというもの。

経営者自信が企業の抱えている経営課題を高校生にわかりやすく説明し、その課題解決をグループで話し合い、プレゼンし合うという内容です。

6ヶ月に渡って合計20時間ほど取り組むプロジェクトなのです。

・仕事とは?
・会社とは?
・企画とは?
・プロジェクトとは?

こういったことを高校生に伝える取り組みなのだそう。

このプロジェクトでは、答えのない問題に取り組むことを重要視しています。

学校教育では、答えがあり、その解き方を教えるというのが通常。
でも社会に出ると、答えのない問題ばかりですね。

さらに、自分一人ではなく、誰かと関係しながら協力して一緒に取り組むタスクが多いです。

記憶力優先の答えがある学習だけでは全く対応できません。これは、学校の成績が良いことと、仕事で成功できることがあまり関係ない理由だと思います。

企業側にとっても、自社の課題に対して高校生からプレゼンをしてもらうというのは非常に良いことだと感じました。

高校生の若くやわらかい発想で、ヒントをもらえることも多いのではないでしょうか

高校生の提案に大人もワクワク!

この課題解決型授業の最終発表会があり、参加しました。

全校生徒の前で1年1組〜8組まで、各クラスの代表グループが自分たちの企画をパワーポイントを使って発表します。

高校1年生って、ついこの間まで中学生。

その子供たちがパワーポイントをしっかり使って、全校生徒と多くの大人の前で自分たちの企画を発表している。それだけで感激しました。

発表した子供達にとってはさぞ大きな経験になり、今後に活かされるのでしょう。

優秀賞を私たち経営者が選ぶのですが、みんな本当にすばらしいかったです!

こんな発表がありました。

●4組 製造業が値段交渉して値上げを勝ち取る方法
●3組 障害者など誰もが参加できるメタバース空間でのフェス開催
●7組 あたらしい木のおもちゃ「指ヤード」の製造販売
●2組 埼玉県で地元で働く人を増やすための方法
●6組 物流の未来 早くものを届けるための3つの問題解決

もちろん荒削りですが、どのクラスもわくわくするような内容です。

実感したことが2つあります。

■SNS、とくにショート動画がメイン

情報収集、情報発信とも(たとえば広告をどうするかなど)SNS一択。

会社としてここに取り組んでいないと、高校生に認知すらしてもらえないと実感しました。

■社会課題解決に興味

障害者、地方活性化、エコ、AI活用、このような事に興味関心が高く、当たり前のこととして受け入れています。

子供たちが憧れるような大人になること

高校生のキラキラした姿を見て、ふと思い出しました。

私は大学生で就職を意識する頃、居酒屋で会社や上司の悪口を言い合って飲んでる大人をみて、絶対こういう大人にはなりたくない!と思っていました。

一方、バイト先で(いずれどんどん出世していった)店長とよく遊んでいて、仕事ができる人ってかっこいいな、とも思いました。

今回のプロジェクトに参加して、改めて襟を正し、子供達に夢与えるイケてる大人を目指したいと強く感じています。

自社でも時々、直営サロンで中学生の就労体験を受けて入れています。地域貢献・社会貢献につながる取り組みで、さらに増やしていきたいです。

地元高校のプロジェクトを通じて、イケてる大人になろう!と心から思っています。

大人にとっても良い刺激となる、素晴らしい取り組みですね。


最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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