マガジンのカバー画像

Retty社の人々

125
社員インタビューや登壇情報、個人のnoteなど、Rettyで働く人にフォーカスした記事をまとめています。
運営しているクリエイター

#スタートアップ

〜One Teamで同じ方向に進むために〜アウトカムをスコア化する試み

Rettyプロダクト部門執行役員VPoPの野口です。この記事はRetty Part1 Advent Calendar 2022の21日目の記事です。 ※ RettyのアドベントカレンダーはPart2もあります! 今回は狙ったアウトカムを開発組織One Teamで実現するために、理想の状態をスコア化して開発ー経営間の目線合わせをしていく取り組みの事例をご紹介します! 「想定アウトカムの点数化」と「優先順位のスコアリング」今回ご説明するのは「理想の状態を要素分解した想定アウ

Rettyでプロダクトマネージャーのスキル定義&評価制度を導入した話

Rettyプロダクト部門担当執行役員の野口です。PMのスキル定義や評価制度を導入し、プロダクトマネジメントを組織に浸透させる取り組みについて書いていきます。 この記事はRetty Advent Calender 2020の23日目の記事です。昨日は個人ベース・ビジネスドリブンのチームにスクラム導入して1年が経ったので振り返るでした。 Rettyプロダクトマネジメントに関する組織変遷あらすじ以前、Rettyの理想のプロダクトマネージャーとはを言語化してみたという記事を書きま

The Specification Exerciseを開発チームでやってみた話〜仕様を伝えるって難しい〜

Rettyでプロダクト部門担当役員をやっている野口です。 プロダクトマネージャー(PM)系勉強会にちらほら顔を出してインプットしておりますが、昨年PO祭り 2019 Autumnでやったワークショップに激刺さり。実際に開発チームでやってみたら、良きでしたという話です。 The Specification Exercise〜仕様を解釈する困難を実証するExercisePO祭りにて、PO祭り主宰の関さんがファシリテート してくださった「The Specification Ex

スタートアップひとりめのデザイナーと、組織の話。 【鎗ヶ崎クリエイティブ談話室#2】

こんにちはRettyの二見です。6/26にツクルバさんで開催された鎗ヶ崎クリエイティブ談話室#2に参加したので、イベントレポを考察も兼ねて書きたいと思います。 鎗ヶ崎クリエイティブ談話室は、「つくる」に関わる人が集まり、情報交換や知見共有を行う参加型トークショーのイベントです。 #2のテーマは「スタートアップひとりめのデザイナーと、組織の話。」でした。一人目のデザイナーだからこそ苦労した話、2人目・3人目と組織にしていった話などが盛り上がっていました。 第二回となる

toC PM Night #2に参加しました ~しくじりPM~

こんにちはRettyの二見です。6/20にeurekaさんで開催されたtoC PM Night #2 に参加したので、イベントレポを考察を兼ねて書きたいと思います! toC PM Nightは急成長中のtoCプロダクトのPM(プロダクトマネージャー)がパネラーとなり、様々な知見を共有していくイベントです。 パネラーは ・LIPS(AppBrew)松井さん @yrmts ・kurashiru(dely)奥原さん @okutaku0507 ・LUCRA(Gunosy)渡辺

プロダクトマネージャーが赤裸々に語り合うtoC PM Night#01を開催した話

どうもRettyのぐち(@roki_n_)です。 先日、toCサービスのプロダクトマネージャー向けのイベントとしてtoC PM Nightを開催しました。共催及び登壇者としてはエウレカ金田さん、dely奥原さん(@okutaku0507)、Retty後藤(@sayaka_goto)です。 来ていただいた方からたくさん反響いただき、嬉しい限り。 当日の内容をスライドやTwitter実況(たくさんのツイートありがとうございます😂)をベースに紹介し、振り返っていきます。ざっく

スタートアップで新卒研修を始めてみたときの話

前回始めます宣言した本noteですが、今回2回目にして新卒研修というスタートアップの課題の中でもある種ニッチなただ悩む人はすごく深く悩むであろう課題について取り上げます。 新卒採用を行うスタートアップが必ずぶち当たる悩み Rettyで新卒採用を3年程担当していましたが、17年度入社にこれまで最多の7名の新卒を社員7〜80名時に受け入れることになり、そこで初めて新卒研修を行いました。当然これまでの前例はなく、メンターや育成経験が豊富な社員も少なく、手探り状態。昔自分が受けた研

Startup Hack note始めてみます

写真は朝焼けに染まるエアーズロック。エアーズロックに登れるのは今年までなので、興味ある人はお早めに。 今更ながら始めてみようということで、note始めてみました。1→10スタートアップに役立つ、Life HackならぬStartup Hackを発信していきます(思いつきの造語です)。 自己紹介新卒でSpeeeに入社し、Webマーケティングのコンサルや新規事業企画、海外HRメディアのディレクターを担当。スマホチケットスタートアップのマーケティング責任者を経て、Rettyに転

新規事業のつくりかた 〜デザイン編〜

Rettyの新規事業でクラウドファンディング事業がスタートしました。 「3rdTable」という飲食専門のクラウドファンディングサービスで、4月リリースに先駆け、3/1に事前登録のティザーサイトをOPENしました。 本記事では、コンセプト設計からクリエイティブ制作、リリースに至るまでのデザインプロセスを、0→1の効率的な進め方と注意すべきポイントなどを中心にまとめたものです。デザイン制作に関連するもので、事業作りの実務的なものは割愛します。 🚀0→1を高速で作り上げるデ

デザイナーは代表の良き参謀であれ

野球でキャッチャーのことを「女房」と表現します。投手の能力を引き出すのは、リードするキャッチャーの腕にかかっていることを比喩したものです。投手の能力とコンディションを把握し、打者の特性を理解し、試合状況を読み、試合の流れを作っていく、チームの参謀役です。スタートアップにおける代表とデザイナーの関係も、これに近いものだと思っています。投手→代表 / 打者→ユーザー / 試合状況→市場 / 試合→事業 と置き換えることができます。 形にできることがデザイナーの特性なので、代表と

デザイン組織を作るうえで意識した4つのポイント

ここでいうデザイン組織とは「デザイナーの組織」ではなく、「デザインに向き合う組織」です。職能集団のことではありません。 全員でデザインする組織を目指しました。デザインという曖昧な概念に本気で向き合うためには、デザイナーという職種の人間だけでなく、組織全体で向き合う必要があると考えていたからです。デザイン組織を作ろう!という明確な経営判断があったわけではなく、なんとなく自然とその方向で進んでいました。そのなかで意識した4つのポイントをまとめてみました。 (1) 社長のデザイ

スタートアップの1人目のデザイナーへ

どんな組織・状況・職種であれ、1人目でjoinするというイバラの道をあえて選択できる人は、失敗しても困らない状況や能力のある人か、目標や志を高く持っている人か、もしくはネジの外れたクレイジーな人のどれかです。 僕は能力があったとは言えないけど、どこでもやっていける自信はあったし、ネジがたくさん外れていたおかげで、最悪失敗したとしても死なないから大丈夫だろうとくらいに考えていました。 志だけは高く掲げていたかったので、1人目としての使命感を強く意識して入社しました。特に言語

これからスタートアップに入る人たちへ

僕は今の組織に入る以前は、今よりも大きなの組織にいたので、スタートアップは初めての経験でした。仕組みやルールが整備されている組織にいると、それが当たり前のものだと勘違いしがちですが、それら全てを自分たちでゼロから作り上げていかなくてはいけません。それは想像以上に大変だし、刺激的で楽しいことでした。 スタートアップに必要なのは「やりきれるかどうか」極論これだけあればなんとかなると思っています。逆にこれがないとスタートアップでやっていくことは難しいです。 「やりきる」ために必

まえがき:スタートアップの1人目のデザイナー

僕はRettyというグルメサービスを運営する組織で、デザイナーをしています。Chief Designer という役職で、UI/UXなどのサービスデザイン、広報マーケ、採用・体制などの組織デザインや事業戦略などの経営にも関わっています。営業以外のことは何でもやるような感じで、好きな食べ物はうどんです。 スタートアップの1人目のデザイナーです4年前の2014年の2月に、11人目のメンバーとして入社しました(社員番号の11は、僕が大好きな大谷翔平の背番号11と同じなので、とても気