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2021年5月の記事一覧
2014年6月の音楽のジュラシックパーク
知っているようで知らない、名前だけは聞いたことがある----そんな作曲家たち。それぞれに得意な分野があり偉業を成し遂げているものの、時代の変化による技術の評価方法、後世のライバルや歴史観から、排斥されたり忘れられたり、貶められたり。もちろん実演が要求される分野なので、演奏する人や聴く人、その場を提供する人と費用がなければ、維持はされず、消えていくのみというのも自然のことなのかもしれません。レコード
もっとみる2011、2012年、ソロ協奏曲は6曲が7曲に、8曲に
2012年3月23日、ギエルミの最新盤「ガンバ協奏曲集、またはバーバリアン・ビューティ」が届き、確認したところ初録音のグラウンの協奏曲は「ニ短調」でした。(読み違いかもしれませんが、ダルムシュタットのコレクションからのよう?)そうするとソロ協奏曲は8曲説が現実味かしら。アカデミアのサイトにあったのは、「ハ長調」だったので、締めて7曲に。パンドルフォとかアルカイあたりがグロッサでいきなり全集とか、い
もっとみる2015年12月記、グラウン協奏曲の記録2題バスン、チェンバロ
このカテゴリーで取り上げる可能性のある作曲家は、「ドイツ前古典派」の作曲家たちが中心です。
グラウンの関係者がメインなので、師匠筋ピゼンデル、タルティーニ。門下筋フランツ・ベンダ、ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ。
1732年にプロイセン王太子フリードリヒの宮廷楽団員に迎えられ、終生そのコンサートマスターと室内楽演奏家の地位にあった。同僚筋C.P.Eバッハ、C.L.ヘッセ。
当然ながら兄弟C.H
2016年4月記、協奏曲はアルプスを越えて
「Conversed Monologue」というタイトルのCD。「ひとり語り」とでも。ファンタスティクスという若いトリオが、それぞれ独奏した協奏曲集。
副題が「The concerto: an Italian export north of the Alps」イタリアからアルプス以北へ輸出された「協奏曲」とでも。
Fantasticus XL
Rie Kimura Baroque violi
ルドルフ・ドルメッチのヴィオラ・ダ・ガンバと小オーケストラのためのコンチェルティーノ
ソロ・ヴィオラダガンバのカプリス(1929年)、セルマ氏の実演動画あり。
「現代で書かれた7弦ヴィオラダガンバの最初のソロ作品の1つで、この作品は1929年1月に作曲されました。作曲家の自筆譜の複製が版に含まれています。エイドリアン・ローズ編集。ロンドン王立音楽大学のコレクションから。」2016年3月にミズーリ州セントルイスのマーシーコンファレンスアンドリトリートセンターチャペル。
コンチェル
ノラ・カライのヘ長調協奏曲----きっと、おそらく最後
Johann Gottlieb Graun Concerto F-dur viola da gamba - Kallai Nóra - viola da gamba
GraunWV A:XIII:8 の番号のヘ長調ソロ協奏曲。リストから抜けていました。この演奏で、きっとおそらく、グラウンのソロ・ガンバ協奏曲の全曲広く聴けるようになりました----きっと、おそらく。
ノラ・カライは、ハンガリー
グラウンの2楽器のためのハ短調協奏曲
バイオリンとビオラ・ダ・ガンバ(またはビオラ)のための協奏曲ハ短調。よい意味でバロックの2つの楽器のための協奏曲が発展しています。合奏協奏曲と表記されるケースもありますが、ギャラントな二重協奏曲です。わたしは、モーツァルトのVn+Va協奏曲より、むしろブラームスのVn+Vcの方を想い出してしまいます。
ギエルミ、コンタディンがイ短調、イ長調ソロ協奏曲といっしょに出版しました。ハ短調といってもモー