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【福島県/県立中学校・高等学校等】2023年10月(5)【教育の現状レポート】

お疲れ様です。
人財教育/人事労務コンサルタントP206です。

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福島県教育委員会は、2023年3月にnoteと協定を締結し、福島県の教育を支える地域の人々や企業・団体などが発信する情報をまとめたメディアをnoteに構築するという、新しい試みをスタートしています。



このプラットフォームには、興味深い記事・多くの方に共有して頂きたい記事などが多く発信されていますので、福島県の教育に関わる様々な関係者の思いを伝えるため、定期的に取り上げることが出来ればと思います。

今回は『2023年10月29日まで』の記事まとめです。



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1.福島県・東北大学 初!!福島県の高校生が東北大学の学生とともに学ぶ講座がスタート!!(県教育委員会)


福島県の高校1・2年生が、東北大学の講座を受講するという取組が、令和5年10月5日(木)から始まりました!
ふたば未来学園高校と福島高校の生徒13名が、約半年間、東北大学1年生とともに東北大学の「学問論演習」を受講します。

高校生は、ファシリテーション技術に加えて基本的なツールの使い方、プレゼン技術などを身につけ、最後には、「探究活動」の実践を成果発表会で発表する予定です。

そして、成果物の提出や発表などの条件を満たした生徒には、「オープンバッジ」が発行されます。
「オープンバッジ」とは、獲得した知識やスキルを証明する国際技術標準規格のデジタル証明書で、「学習歴」が目に見える形になります。
欧米を中心に大学や資格認定団体、企業などが発行しており、日本でも発行する大学が、ここ数年間で増えてきています。

教育業界での発行は、かなり先進的な取組です!

このようなワクワクする学びの展開は、文部科学省委託事業「WWLコンソーシアム構築支援事業」の一環です。

この事業は、ふたば未来学園中学校・高等学校を拠点校に、福島高等学校ほか県内外の高校6校が事業連携校になっています。
この事業の目的は、地域や世界の課題解決を図っていくグローバル・リーダーを育成すること。
その中で、東北大学と連携した取組を実施しています。


地理的に近く高いレベルの大学・東北大学との連係を進め、さらに高いレベルの学びを行って欲しいです。

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2.SSH 中学生からの大学研修!(県立会津学鳳中学校・高校)


SSH(スーパーサイエンスハイスクール事業)の一環で、中学生が大学研修へ行ってきました。

中学校3年生が、東北大学歯学部、医学部保健学科、理学部、農学部へ(2023/9/14)

中学校2年生が、福島県立医科大学医学部、看護学部へ(2023/9/15)

中学校1年生が、会津大学へ(2023/9/14) 

訪問して、大学についての紹介を聞いたり、模擬授業を受けたりして研修しました。

大学での体験学習をとおして、中学生のうちから医療や科学技術研究の重要性を知り、興味・関心を高めることを目的としています。

高校生の大学訪問は一般的ですが、先を見据えた「中学生の大学訪問」も意義があると思います。

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3.AI×ドローン(県立船引高校)


9月18日(月)、ドローン特別講座が開催されました。
慶應義塾大学より平田知義研究員にご来校いただき、「AI×ドローン」をテーマに講義・実演が行われました。

「AI× ドローン」とは、一般的なドローンの映像をコンピュータに取り込んで AI 画像処理を行うことです。
AI とドローンを組み合わせて様々な課題を解決する活用方法になります。

講義では、AI(人工知能)の仕組みや、AI 物体検出アルゴリズム YOLO、その実用例について説明をいただきました。
写真データを数百枚取り込み、AIに学習させることで、撮影した映像から対象の物体を検出することができます。

これからドローン部で、平田先生から提示された「オリジナル AI 物体検出モデル × ドローン実装」に向けて取り組みます。
ドローンで撮影し、どんな物体を検出したいかを考え、AI物体検出モデルを作成する予定です。

ドローンは「おもちゃ・ホビー用品」ではなく、各業種・各企業での業務に無くてはならないビジネスツールになりつつあります。
使いこなす人材の育成に力を入れることは重要です。

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4.【Tachibana Life_event】夏のひとコマ:「研究の最前線」に触れる(Tachibana自己変革PlanⅡ)(県立橘高校)


※夏休み期間中に、校内外で行った橘高校生の様々な取り組みを紹介します。 

8月9日(水)、「Tachibana自己変革PlanⅡ」として理系の研究施設の訪問研修を実施しました。2年生の理型在籍生徒、1年生の理型選択予定生徒から希望者を募り、46名の参加希望が集まりました。

今年度は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)と国立科学博物館筑波実験植物園を訪問し、各分野の研究の最前線を体感してきました。

JAXAでは、セキュリティ管理が厳しく、普段は立ち入ることが出来ないような施設も見学することができました。
また、実験植物園では、精力的に観察を行い、全ての気候帯の植物をコンプリートしてきた生徒もいました。

研究の最前線の施設訪問は身になるものですし、私のような文系でも興味深い施設を見学出来て羨ましいです。



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