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【簡単あらすじ】ルパンの娘(微ネタバレ)【横関大/講談社文庫】

泥棒一家と警察一家が織りなす、恋愛・長編ミステリー。
相容れない(と思われる)家族同士が交わってしまった結末は…



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『はじめに』
季節が変わり、読書の秋ではないですが、最近読んで印象に残ったり、買ったまま積んでいた本の感想を書こうと思います。
このレビューを読んだことで、その作品や著者に少しでも興味を持って頂ける内容にしたいのですが、登場人物やぼんやりしたあらすじなど、『微ネタバレ要素』がありますので、その点にご注意ください。

私としては珍しく、「ドラマ作品から興味を持ち、原作を読了した」作品です。

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今作品は、二つの家族を中心に物語が進んでいきます。

「桜庭家」

祖父(元捜査一課)、祖母(元警察犬訓練士)、父親(警視庁SAT所属)、母親(鑑識課職員)、和馬(捜査一課所属)、妹(交通課)、飼い犬(元警察犬・シェパード)

「三雲家」

祖父(伝説のスリ師)、祖母(カギ師)、父親(美術品専門の泥棒)、母親(宝飾品専門の泥棒)、華(図書館司書・天才的スリ才能の持ち主)、弟(ハッカー)

エリート警察一家の桜庭家。
対する三雲家も、裏稼業では知らない人がいないほどの華々しい泥棒一家

通常でしたら交わることのない(事件現場や捜索途中では可能性がありますが…)家族同士が、桜庭和馬と三雲華の交際進展により交わってしまったために、様々な化学反応が起こります。

物語が進むにつれ、桜庭家の過去が明らかになったり、桜庭家と三雲家には密かなつながりがあったり…

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その始まりは、三雲華の祖父が河川敷で死んだというニュース。
そして、その事件を桜庭和馬が担当するという所からスタートします。

物語の途中ではドタバタコメディのような展開もありますが、最後は物語中の事件をきっちりと解決する内容になっていますし、華と和馬が結婚する(幸せになる)にはこの方法しかないなと感じるような締め方ですので、スッキリとした読了感を味わえます。

原作のあるドラマの場合、基本的に私は原作のほうが面白いと感じる派なのですが、この作品についてはドラマ・劇場作品もおススメです。

基本的にドラマ全体の雰囲気が良かったのですが、さらに、ある方がとてもピッタリと言って良いキャストで、この方だからこそ原作の雰囲気を出すのに相応しいと言っても過言では無いくらい、似合っていました。

やっぱり深田恭子さんはお綺麗ですねえ…



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画像は【赤木野】さまからお借りしました。ありがとうございます。

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