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【おすすめビジネス書/要約】人は話し方が9割【コミュニケーション】

本業で、「私は、コンサルタントになるため、大学では○○を専攻し、社会人になってからは△△の経験を積み、■■という資格を取得しました。他に、何をすれば良いと思いますか?」という相談を複数件受けたことがあるのですが、この相談に対しての(ある程度の)答えが、



に入っていると言っても過言ではありません。

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私の経験上、上記の質問をしてくる方は、(少なくとも現状では)コンサルタントとしての能力を有していない。と判断しております。

何故かと言いますと、その方々はコンサルタントに必要なものを「自分自身が、△△の経験を積み、■■という資格を有すること」と思っているからです。

この時点で、その方々はコンサルタントという職業についての捉え方が間違っています。

○○コンサルタントというのは、他人(お客さま)の性質や現状をきちんと把握しながら、○○ということについて知識と経験が豊富であるということを生かし、他人(お客さま)が望んだ状況、少なくとも現状より良い状況に導く、ということがコンサルタントの存在意義です。

決して、コンサルタントが、○○ということについて知識と経験が乏しい他人(お客さま)に対して、自分自身の○○についての知識と経験をひけらかし、自分自身が考え決定した内容を他人(お客さま)の考え等は無視して強要させる。ということではありません。

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コンサルタントとして起業した後、私よりも学歴が上で知能が優秀であり知識も経験も豊富、という方を数十人見てきました。「ああ、この方と競争しても勝てないな」と思ったことも何度もあります。

ですが、そういった方のほとんどが、コンサルタントを廃業してしまい、私が生き残っているということもまた事実です。

つまり、○○コンサルタントとして成功するための条件の一つに、○○についての知識・経験等は主として必要なものではなく、従として必要なもの。と言えると思います。

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よく、お客さまに言われることが「私と話していると、ほとんど仕事の話をしていないね(笑)」ということです。『人は話し方が9割』を読むと、私は無意識で良い話し方をしていたようです。

中々人の本質は変えることは出来ませんので、この本の内容を理解したとしても、それを実践するのは中々難しいと思います。ですが、このことが出来ないと、恐らくですがコンサルタントへの道は厳しいと言わざるを得ません。多くのことを身に付けて欲しいとは言いませんので、せめて、

「でも」「だって」「どうせ」「ダメ」の「4Dワード」を口にすることで、周囲にネガティブな印象を与えない。

というだけでも実践して欲しいと思います。上記は、自分の頭に常に意識していれば、何とか達成可能なはずです。この言動をしないことによって、他人があなたに対して相談をしやすくなることは間違いないので、現在よりはコンサルタントに近づくと言えます。


また、続編として、



も発売されました。

こちらも参考にすれば、さらに効果が増します。

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最後に、コンサルタントには、

他人より秀でた自分の能力よりも、他人(顧客)を高めることが出来る能力のほうが必要

ということを強調してお伝えして終了させて頂きます。


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画像は【のぞみ】さまからお借りしました。ありがとうございます。

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