29歳の教科書
29歳。
20代最後の1年。
あなたは何をしていましたか?
僕の29歳は2020年。
全国に緊急事態宣言がでて、東京五輪も延期。
仕事で一番力を注いでいた「救助大会」も中止。
社会全体にブレーキがかかったみたいで、色んな活動がゆるやかになりました。
否が応でも内省の時間がうまれ、考えることができた1年でした。
異動で新しく来た隊長が非喫煙者で、たばこ休憩が無くなり、禁煙を始めたのも29歳だった。
あれから2年。
いま31歳になりましたが書店でなぜか目に留まりました。
越川慎司著「29歳の教科書」
29歳はターニングポイントであるらしい。
仕事いや、社会全体をRPGゲームに準えて解説します。
同著者「AI分析でわかったトップ5%の習慣」もベストセラーですね。KindleでAmazonプライム会員無料だったと思うのでぜひ。
年齢
31歳でも充分参考になりました。
そもそもなんで読んでみようと思ったんだろう。
もともと「××代は〇〇して生きろ」とか「××歳でやっておくべき〇個のこと」みたいな本がなんとなーく嫌いでした。
年齢で括られてる感じがなんか嫌じゃないですか?
若くても成熟した人間性の人もいれば、年上といえどもしょーもない人もいます。
思春期に入った頃からそんなことを思い始めたのは当時仲良くしてくれてた年上と年下の女の子のおかげだと思う。
そして大人になって、消防学校で5,6個下の同期と同じように寝食して学び、色んな思いを共有した経験も影響しているかも。
とにかく、年齢で纏められる事への潜在的な反発感がありました。
その反発感が解かれたのは、アンドリュー・スコット、リンダ・グラットン「LIFE SHIFT 2 100年時代の行動戦略」で年齢の可変性について読んだからです。
年齢を時間と単純に結び付ける発想に終止符を打つべきだと学びました。
ほんとそれ。超納得。
↓も勉強になります。リベ大動画もよく見てます。
この影響を受け、自分の中の呪いが解かれた反動で、なんとなく「29歳の教科書」を手にとってみたんだと思います。
読まず嫌いがひとつ治ってよかった。
ツァイガルニク効果
ツァイガルニク効果についての話が印象的でした。
簡単に言うと、「続きが気になる!」「物足りない!」という感情がモチベーションを維持したり、次の機会へのエネルギーを高めることになるということです。
こん詰めてやってると「作業興奮」のせきで、ついつい必要以上の完成度を求めてしまうことがあります。
それを避ける為、そしてモチベーションを維持する為に、あえてツァイガルニク効果を引き起こすのも大事みたい。
そういえば、高校時代の部活の監督が同じ事をいってた気がします。
全体練習は必ず90分で終わると決まっていて、「まだやりたい」というエネルギーは自主トレや次の練習にぶつけなさいと。
「まだやりたい」と思うところで制御する。
取り入れていきたいと思います。
メルカリ
読み終わった本をメルカリに出すことがよくあります。
10/17発売の本書、12/22に買って読了。
メルカリに出すと、出品時点の最安値-10円で、2分で購入されました。
新しい本はほぼ値段が落ちずに売れる。
トレンドを買ってすぐ読んですぐ売る。
経済的に良いサイクル。おすすめ。
作家さんや書店業界には申し訳ないけど。
手元に残して読み直す本は、きちんと残したいと思います!
29歳、色んなことに迷うと思います。
そんで31歳でもそんな変わりません。
グレートリセットかかってこい。
頑張っていきましょう!!
以上