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広角オールドレンズに慣れるために、浅草〜蔵前を1人でフォトウォークした結果
■ 仕事の合間に1人でフォトウォークを敢行
前々回の記事、作例の紹介第6弾にて「オールドレンズに手を出してしまった」ことを書きました。
ASAHI SMC Takumar 135mm F3.5と、ASAHI Super-Takumar 28mm F3.5の2本を入手したのです。
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左:ASAHI SMC Takumar 135mm F3.5
右:ASAHI Super-Takumar 28mm F3.5
さっそくこの2本をポートレート撮影に持ち込んだのですが、28mmという画角とオールドレンズならではの描写に手こずりまして、Super-Takumar 28mm F3.5で撮影した写真は、第6弾の記事では1枚しかアップしませんでした。正確に言えば、出来なかった、のです。
その約1週間後、浅草方面のクライアント2社に出向き、本業である映像制作の打合せという用事が出来ました。2社はそれぞれ別のクライアントで、打合せと打合せの合間に約2時間程度の空き時間が発生するスケジュールとなりました。
普段であれば外出先で2時間の空きができた場合、カフェでPC作業をしたり、小説を持ち込み読書をするのですが、SONY FX3にSuper-Takumar 28mm F3.5を装着した軽装スタイルで、普段はあまり立ち寄ることも少ない浅草周辺にて、一人でフォトウォークを敢行することにしました。
いきなり苦手意識を持ってしまった広角オールドレンズに慣れようという魂胆です。
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気に入らないと言っていたマウントアダプターとアップルウォッチバンドのカラーがコーディネートされていますな
■ 観光客でごった返す浅草周辺をカメラを持って歩き回る
1件目の打合せを終え、雷門前に到着しました。すぐに鞄からSONY FX3を取り出し、フォトウォークをスタート。国内外の観光客でごった返すなかを歩きはじめました。
しかし、人混みが多いせいか、なかなか撮りたいと思うような対象物と出会えません。むしろ、全くカメラを構える気がしません。約1時間が経過したあたりで、ただ歩く「だけ」なのも飽きてきたな、と思い始めたそのとき、ハタと思い当たりました。
「人物を被写体にしたポートレート撮影しか興味が湧かない・・・」
風景写真、スナップ写真、と言われるジャンルに全く興味が湧かないことに気が付いてしまいました。
これらの写真を撮るための、フォトウォークという行為も全く興味の埒外だったのです。気づいてしまった以上、仕方ありません。「日常を切り取る」とよく見聞きしますが、「日常」ってなんですか?
それでも、ココロに鞭を打ち、なんとか振り絞って数枚だけ撮影したの写真がこちらです。
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このレンズの、絞ったときの描写力を見るために
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浅草で撮る意味がない写真
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■ 1人フォトウォークを終えて
約2時間でフォトウォークは終了し、次の打合せのためにクライアントに向かいました。
2時間で数回シャッターを押しただけですので、当初の目的であった、「広角オールドレンズに慣れる」という目的は果たすことはできませんでしたが、自分自身の興味の対象が明確化したことが収穫と言えば収穫でした(ポジティブ)。
沼の入り口にいる自覚はあり、これからもオールドレンズを入手すると思いますが(すでに物色ははじめている)、その都度、画角や描写力をチェックするためのテスト撮影としてのフォトウォークは実施するかもしれません。ただし、次回以降は、あくまでポートレート撮影の精度を上げるために行うもの、と割り切ることが出来ると思います。
■ 最後に
このnoteアカウントでは、滾る感情を吐き出すためのポートレート作例をご紹介してきましたが、少し趣向を変えた記事を書いてみました。
最初の記事でご紹介したように、このアカウントでは、映像・デジタルコンテンツ制作会社の代表兼プロデューサー/プランナーが、自らポートレート撮影のカメラマンとしてクライアントワークを受注することを初期目標に設定し、新規事業化を目指すべく、ポートレート撮影の作例をあげていきますので、よろしくお願い致します。
そして、こちらのnoteと同じく、ポートレート撮影の作例をあげていくInstagram アカウントも開設しました。是非ご覧になってください。
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