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山本泰弘
2020年8月10日 20:38
特別定額給付金の手続きが始まり、各地の自治体には住民からの問い合わせの電話が押し寄せているという。 私も住民からの電話を受ける部署に勤めたことがあるが、役所の職員は問い合わせに丁寧に対応しようとするあまり、過度に平身低頭な態度になりがちである。 もちろん常識的な丁寧さは必要だが、心ない住民による無理難題までも、相手の気分を損ねないようにと聞き続けなければならないだろうか。そのために心身を
2020年8月2日 21:16
地方の企業は人材難である。 山形県の場合、高校卒業者の約7割が県外に進学する。彼らは多くの場合、進学先の大学等で大手就活サイト運営企業による「就活セミナー」を受け、会員登録し、そこから続々と供給される情報に基づいて就活をスタートする。その情報の発信源は多大な出稿費を払える巨大企業が中心であり、地方出身の若者たちは自ずと大都市への就職へと進むこととなる。 人材難という地域経済の死活的課題には