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「地産地消」の社会にとってのメリットとは?!
これまでの記事で、地産地消のメリットを「消費者」と「生産者」目線でそれぞれ紹介しました。
まだ読んでいない方はぜひこちらからチェックしてみてください
では、社会全体として地産地消を通して得られるメリットはどんなことでしょうか。
今回の記事では地産地消の社会にとってのメリットを考えてみたいと思います。
1 環境負荷の軽減
地産地消を通して得られる大きいメリットは環境負荷の軽減です。
今は北海道にいても沖縄のものが食べられたり、日本にいても外国の食材を食べることができる便利な社会ですよね。しかし、それを可能にしているのは、トラックや飛行機、船などの輸送手段です。
色々な場所で生産されたものを食べることが当たり前になりすぎて、その商品がどこで作られたものなのか、またその食材や商品がどのようにして運ばれてきたのかなんてあまり考えないかもしれません。
しかし、私たちが毎日消費している食材は、輸送などの際に地球温暖化に影響を及ぼす二酸化炭素を排出しています。このように食べ物が輸送される距離のことを「フードマイレージ」と呼びます。
地産商品は、消費者の元に届くまでの距離・輸送される距離が短い、つまりフードマイレージが少ないです。フードマイレージが少なければ少ないほど二酸化炭素排出量が少なく、環境に優しい商品と言えます。また、異なる場所へ食材を輸送する際にはトラックなどが排出する二酸化炭素以外にも、食材を新鮮に保つための冷蔵にかかるエネルギーなども消費しています。
つまり、地産商品はフードマイレージが少ないこと以外にもエネルギー消費が少ないので、より地球にとってサスティナブルだと言えますね。
全ての食材を地産のもので揃えてお料理するのは難しいと思うので、日々の食事に少しずつ地産の食材を活用してみることで、トータルのフードマイレージを少なくすることができるます。
例えば、「毎食1つは地産の食材を使う!!」など小さなことから始めてみるのはどうでしょうか。
2 規格外商品の販売
生産者さんが商品を直接販売したり、直売所などの地元の販売所で販売することで、規格外商品も品質さえ良ければ売ることができます。スーパーなどに卸す場合には、規格外の商品は売ることができず、廃棄されてしまうことがありますが、地元で消費者に直接販売することで廃棄せずにすみ、結果的に食品廃棄量を減らすことができます。
また、規格品を販売できることで商品になるものが増えるので、生産者側の収益アップにもつながります。
3 女性や高齢者の活躍の場が増える
地元での直接販売によって、生産者は小ロットでも商品を販売することができます。スーパーへの卸し販売となると安定した生産や大量生産が必要ですが、地元での直接販売であれば、小さい規模の生産者さんでも商品を販売することができます。そのため、女性やご高齢の農家さんなど、小規模で生産している方の活躍の場が増え、地域の活性化にもつながります。
地域の方を応援している気持ちで自分の住む地域の商品を購入してみるのも素敵かもしれませんね!! また、最近は気候変動や自然災害がとても多いので、それらの影響を直接的に受ける生産者さんを少しでも地元からサポートすることができるのも地産のものを購入することで得られるメリットです。
これまで3つの記事で地産地消について話しましたが、1消費者の立場から、全て地産のものを買うのは難しいです。地域によってそれぞれ美味しいもの、有名なものがあり、地産のものだけだと偏りが出てしまうかもしれません。ですが、2つの商品で迷ったとき、より近い場所で生産されたものや、加工品の場合なら材料のフードマイレージがより少ないものを購入してみることから始めることで食を楽しみながらも環境に負荷の少ない、またより多くの人が活躍できるための選択を1人1人ができる社会になればと願っています。
REシクルでは、材料調達にかかるフードマイレージをなるべく少なくするため、地元の材料を使って「おかず米ぬか」の生産に取り組み、環境負荷の少ない商品生産を実現します。
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