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panda_103:ズレ

 今日は、仕事の目標、目的、方法(手段)、役職(肩書き)と実務(中身)について、考えることが多い日だった。その中で感じたことの一部について、つらつらと書いてみたいと思う。

 私が教員になった10年前と比べて、仕事の成果の見える化、特に数値化が強く求められるようになったように思う。個人的には、公教育の成果なんて、目には見えないものもたくさんあるし、すぐには役に立たないことも多いと思っている。それに、数値目標は達成したとしても、目の前にいる生徒たちの幸福には繋がっていないように思えることも少なくない。

 パッと思いつくだけでも、「居場所」とか「笑顔」とか「モチベーション」とか「(後々になって効いてくる)教養」とか、見える化をしにくく、数値化も難しく、わかりやすく評価されにくいものを重視して仕事に取り組んできた。

 試験の点数を取るとか、生徒アンケートの評価を上げるとか、進学実績・就職実績とか、こういったわかりやすいものに正直言ってあまり興味が持てない…。日頃から生徒や保護者と良好な関係を築き上げて、「良い授業」(定義は難しいのだが)をしていれば、結果は勝手についてくるんじゃないかとしか思えない…。

 何のためにやるのか、「ふわっとしたもの」がどんどん許されなくなっている気がする。目に見えないとだめ。客観性がないとだめ。営利企業みたいになってきているような…。めげずにがんばれるだろうか。。。



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