「世界一やせる走り方」読んだので概要紹介します
運動関連の書籍紹介シリーズ第2弾です。
今回は中野ジェームズ修一さんの「世界一やせる走り方」を拝読し、大変参考になったので書かれている内容をかいつまんでご紹介します。
本の内容は大きく分けて4つにまとめられます。
・走ることを習慣化するにはどうしたらよいか
・脂肪燃焼に適した走り方とは
・運動やダイエットでよくある勘違いに対する注意喚起
・ランナーにおすすめのトレーニング&ストレッチ
このうち本のタイトルにも関連する「脂肪燃焼に適した走り方」のところをかいつまんでご紹介します。
脂肪燃焼に適した走り方とは、最大心拍数の60-80%を維持すること
結論としては、最大心拍数の60-80%を維持しながら走ることで脂肪の燃焼効率を向上させることができるそうです。
その理由は、最大心拍数の80%以上となる走り方では筋肉が脂質ではなく糖分を優先して消費するし、最大心拍数の60%未満となる走り方では運動に余裕が生じてしまうからです。
では自分の最大心拍数を把握するためにはどうすれば良いのでしょうか?
自分の肉体の限界にチャレンジしてみますか?(唐突)
地獄の運動で最大心拍数を実測する前に、この本では「カルボーネン法」と呼ばれる計算式を用いて最適な脂肪燃焼ポイントを割り出すことをおすすめしています。
カルボーネン法を用いて最適な脂肪燃焼ポイントを計算しよう!
カルボーネン法とは、年齢と安静時の心拍数をもとに最適な脂肪燃焼ポイントを割り出す方法です。
60%のライン
(220-年齢-安静時心拍数) x 0.6 + 安静時心拍数=目標心拍数
80%のライン
(220-年齢-安静時心拍数) x 0.8 + 安静時心拍数=目標心拍数
私の場合は年齢 31 歳、安静時心拍数 58 回/分なので、
代入すると137-163 回/分となりました。
普段心拍数を測っていないので実感が湧きませんが、1秒間に2回以上鼓動を感じるペースですね。少しきついペースであることは想像できます。
では実際走っている間の心拍数はどうすれば測れるでしょうか。
立ち止まって数十秒間脈を測ることもできますが、立ち止まっている間に鼓動が遅くなるおそれがあります。
また走るのを止めずに脈を測るにしても、脈をとるのに神経を取られてペースが落ちてしまうおそれがあります。
そのため、この本では「心拍計」を購入することをお勧めしています。
最近はスマートウォッチにも心拍計が搭載されていますよね。私は持っていないのですが、調べると相場は4,000-40,000円前後のようです。手が届かなくはないな...。
最適な心拍数より大事なこと
それではダイエット中のみなさん、明日から適切な心拍数を目指して走りましょうね!というのがこの本・この記事の結論ではありません。
7月も間近の暑い季節になって急にきついペースで走っても、習慣が長続きしません。最適な心拍数より大事なことは、下記の2点です。
・走ることを習慣化すること
・最適な心拍数で走れるようになるまで無理のないレベルアップをすること
この本には「走ることを習慣化するためのコツ」がたくさん書かれているので、これから走ることを始めたいという方はぜひ手に取ってみてください。筋トレの継続にも生かせそうなヒントが得られました。
200ページ強の書籍ですが、適度な文字数・行間スペースになるよう配慮されていて読みやすいので、トータル3~4時間の分量だったと思います。
ご興味を持たれた方はぜひ一度お読みください。
それではみなさま素敵な健康習慣を!
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