「思いがけず利他」(著・中島岳志さん)を読みました
きっかけは竹川美奈子さんのツイートでした。
本屋ともひさし さんを紹介されていたのが #ミシマガ さん。
そのマガジンを運営されている #ミシマ社 さん。
その存在を始めて知りました。Webサイトを拝見していると、興味深いご提案が。
サポーター? FC東京を愛する身としては、興味がグッと強くなります。
加えて、ミシマ社さん、京都にも拠点をお持ちなんですよね。
2001年から数年間、何度も歩いた丸太町通りのそばに。
御所と黒谷さん(先祖代々のお墓があります)との間や。
なんか縁を感じるんです、こうしたことを知ると。
サポーター、面白そうじゃないか!と思ってみたわけです。であれば、一冊、まずミシマ社さんの本を読んでみよう、と・・・ごめんなさい・・・kindleで買ったのがこの本です。
「利他」「利己」というのはたまーに考えてみたりすることはありましたし、以前に問答 "投資は利己か、利他か?"の記事も読んでいたので、この本を選んでみました。
#Hikki や 落語から、親鸞、ヒンディー語、数学、土井善晴さん、さまざまな題材から「利他」について、中島さんのお考えが説明されています。
Hikki ですね。
#文七元結 も #与格 もこの本との縁で出会いました。本を読んでみると、落語への関心、興味が掻き立てられます。
なかなかうまくまとめられないでいます笑
なるほどなあ、と感じられたこと。書き留めておきます。
「オススメ」は「支配」に向かう?
この点、思い当たることがいろいろあります。特に息子たちに接しているなかで「これ、やっとくとええで。後でやっといて良かったと思うから」と軽いアドバイスのつもりでも、心のなかでは「必ずやっといてほしい」って思っていたりするわけです。で、息子の方が「やってない」のを知ると、腹立てちゃう、あの感覚。
この指摘はそうだ!と感じました。「沿う」。それが出来ればいいんですよね。でも、難しいとこもあるな、って。
土井さんのお話も出てきます。
この箇所は、ちょっと違ったところに意識が向かいました。この説明になるほどと、思い、「ああ、だから、僕は平均を目指すポートフォリオを持っていることがアホらしくなったんだなあ」と気付きました。
利他の時制
ハッとさせられました。僕が投げた何か、それが受け取られる時に「利他」になれるチャンスを得られる、ってこと。
僕のポートフォリオ、息子たちに受け継いでほしい、と感じて熱心に手入れするのは、ある意味、僕の「勝手」。それを彼らが受け取った時にどう感じるか。その未来に決まる、「利他」になるチャンスを得る。でもそこで「利他になれ、利他になれ」と願うのはもう「利己」。「彼らの役に立ちたい」とは「オヤジ、ありがとう」といってもらいたい、そういう「利己」。
彼らが受け取ることがあったとしたら、僕のポートフォリオが彼らの何かに沿えるか否か、そこで答えが出されるのでしょう。
そんな「利己」もあって良いと思うし、実際、毎日、記事をつくっているのは将来の自分の為に、というところもあって、それが結果として、将来の彼らに「沿う」ことになれば、「沿えれば」、それでええやん。発信、創作がその可能性をいくらか高めるんじゃないかな、って思ったのです。
”偶然”を感じられる想像力
自己責任についての指摘も印象に残りました。
”偶然”を感じられる想像力。意識しておきたいことですね。
この本に出会うことができたのも、偶然、縁の賜物。
出会いに深く感謝です。
ミシマ社サポーター、検討してみます。
この記事が参加している募集
サポート頂いた際は、TableforKidsへの寄付に使わせていただきます。 https://note.com/renny/n/n944cba12dcf5