昨年12月に配信したポッドキャストで吉田さんが2024年の1冊としてオススメされていたので年末年始に読んだのがこの本です。Kindle版を読みました。
本の目次です。
本を読んで愕然としたことがあります。
記憶が薄っすら、というか、ほぼゼロ? ということです。大学の受験で「世界史」を勉強したのですが、その記憶がかなり飛んでしまっていることを認識しました、、、
そんな感じでしたが、印象深い、記憶に留めておきたいことを書き残しておきます。
文化と文明の違い
文明発祥に必要なもの、状況(その状況にならなかったがために日本に文明はうまれなかった)が指摘されています。そういうことだったのか!と。この指摘は、僕が学校で学んだ世界史では為されていなかったはず。
もう一つ、初めて得た視点、切り口が「馬」の存在です。著者の本村さん、かなりの筋金入りの競馬ファンなんですね、シンパシー笑
ギリシアとローマ
ギリシア人は「リザルトパラダイム(△)」、ローマ人は「プロセスパラダイム(▽)」だったのかもしれませんね。
そして、そのローマについて
西洋と東洋
古代からすすできた歴史の違いが、この違いを生んだとのことでした。確かに、違いますよね。
産業革命をもたらしたもの
産業革命=蒸気機関 という図式は、非常に短絡的な認識なのだなあ、と教えられました。「なぜだろう、何がそれを引き起こしたのか」という問いを自分で持つことが大切ですね。
すべての歴史は「現代史」
過去に起きてきたとされるコトを「今」の視点から解釈する=「歴史」。
昨日、たまたま、イスラエルの歴史教育について紹介するテレビ番組を見たのですが、確かに「今」の視点で解釈されたイスラエルなりの「歴史」が学校で子どもたちに教えられているようでした。
「歴史」として捉えられているのは、本当に起きた事実が全て反映されているわけではない、その認識を持つことが大切なのだろう、と感じました。
世界史、歴史をどう見るか、を自分で考えるための読書体験となりました。
ご紹介してくださった吉田さんに感謝です。