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ユーラシア大陸横断日記34 ローマの休日

ユーラシア大陸を西へ西へ、中国の上海からポルトガルのロカ岬まで。
陸路・海路でユーラシア大陸を横断した、ユーラシア大陸横断(2008)の記録です。

ブリンディジからサレルノに寄り道し、アマルフィを訪れました。
アマルフィから北上し、ローマで大学の後輩と落ち合います!

前回はこちらです ↓

ローマ行きの夜行列車

アマルフィを満喫し、夜行列車でローマへ向かう。
サレルノ駅を午前3時40分発なので、ユースホステルのパブリックスペースを使わせてもらって列車を待ち、日付が変わるくらいの時間に駅へと向かった。

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↑ 深夜のサレルノ駅

深夜の駅には少数のスタッフを除いて誰もおらず、1人駅のホームで到着を待つ。

ちょっと肌寒い中待ち続けるが、定刻になっても列車は来ない。

まあイタリアの列車はよく遅れるからと気長に待ち続けるが、待てど暮らせど一向に来ない。

結構遅れているのかなと思って、駅舎に行って駅員さんたちに聞いてみると、

「それ故障中で来ないよ~」

と非常にかる~く言われ、ほんとに

「ええーー!!!」

っと大声が出てしまった。列車が来ないとかあるのかい、、

「後輩との約束があるので本当に困るのです、何とかなりませんか…」とお願いすると、見かねた駅員さんの1人が後続の寝台列車に乗せてくれた。

本当は寝台料金とかいろいろ必要になってくると思うのだけど「乗っていいよ~!」とこれまたお気楽なかんじ。
一時はどうなることかと思ったけど、これでとりあえず無事にローマに向けて出発。

その後はトラブルもなく、翌早朝無事にローマテルミニ駅に到着した。

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↑ ローマに到着

いつも通り、まずは街歩きを兼ねて宿探し。

石畳の道に、映画のセットに出てくるようなこれぞヨーロッパな街並み。
朝日も浴びてとてもきれいだった。

これがすべての道が通じるというローマかと感激しながら、何件か目星をつけておいた宿を巡る。
お部屋を見せてもらったり、受付やロビーの雰囲気なんかで、なんとなくいい感じのお宿にチェックイン。

本来なら、ここで荷物を置いてさあ出かけよう!となるのだけど、深夜の列車が来ない事件ですっかり疲れてしまっていたのか、そのままぐっすり寝てしまった。

翌日、なんてもったいないことをしてしまったんだと1日かけてローマを散策。
ずっと見たかったコロッセオに行き、フォロ・ロマーノにバルリーニ広場、共和国広場サンタマリアマジョーレ教会…

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そして後輩がローマにやって来るのはいよいよ今夜に迫っていた。

ローマの休日

夜、ローマテルミニ駅にあるマクドナルド2階の窓際席からホームを眺め後輩の到着を待っていると、大きな黄色いスーツケースを引いた見覚えのある姿が。
自分の知っている人に会うっていうのが3か月ぶりだったので、ほんとにほんとにうれしかった。

その日は夜も遅かったのでそのまま宿で休むことにして、翌日一緒にローマをゆるゆる歩いてまわる。

コロッセオからフォロロマーナへと歩き、真実の口に手を突っ込み、トレヴィの泉にコインを投げ、スペイン広場でジェラートをいただくという定番のコースを楽しんだ。

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次の日はバチカン市国へ。

こちらも歩いていける距離で、サンピエトロ大聖堂でピエタに大感激し、階段を上ってクーポラからの景色を堪能。

まさに自分にとってのローマの休日だった。

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こちらに続きます ↓


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