![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/70044101/rectangle_large_type_2_673219ac5365336fb78eb71b97ada2ab.png?width=1200)
レゴ 競争にも模倣にも負けない世界一ブランドの育て方
オーレ・キアクが自らの玩具会社の名前を「LEGO(レゴ)」としたのは、1934年。レゴとは、デンマーク語の「LedGod」、「よく遊べ」という言葉から作った造語である。偶然だが、LEGOはラテン語で「私は組み立てる」という意味の言葉だということが後に分かる。
デンマークの玩具メーカー #LEGO の本を読みました。
本を読む前、デンマークの会社であること、非上場なのに決算発表していること、そうしたことを全然知りませんでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1642308424701-GSY6YQKV1w.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1642308543424-HSAs60y38n.png)
1デンマーク クローネは 約17.5円 です。なんか、ハウマッチみたいや。
上記の推移の通り、高い収益を実現、財務もガッチリめなレゴ。
1990年代には経営が行き詰まった、と。そこで改革。2002年12月期に当時の最高益を達成。
しかし、勢いは長くは続かなかった。
2004年12月期は2期連続の赤字。自己資本比率は5.9%まで低下した、と。
そこで抜擢されたのがクヌッドストープ氏。当時、35歳。
ここで問い直されたのが、レゴの「価値」だったそうです。
レゴの価値とは「BuildingExperience(組み立て体験)」、いわばブロックで遊ぶことによって得られる楽しさを提供することである。
2006年12月期には改革の効果が数字にも表れた、と。
クヌッドストープ氏のインタビューも本に載せられています。非常に印象深い内容のインタビューですが、その中で特にグッと来たのがこのコメントです。
今、読んでます https://t.co/NQTCMfBYee pic.twitter.com/YnoqIksgJM
— renny 🔜 ユルネバ - 2/18 vs 川崎 #LIFEwithFCTOKYO (@renny_29) January 8, 2022
「存在意義」「問い直す」
ユーザーイノベーションへの第一歩。それは、企業としてユーザーにどんな価値を提供するかを、問い直す作業でもある
何度も問いかけることが進歩、改善を創り出すことにつながっていく。疑問や好奇心が大切ですね。
米国では2000年代から、STEAM(Science、Technology、Engineering、Art、Mathematics=科学・技術・工学・芸術・数学)教育への関心が高まっている。
マネックスさん、そんな買収やってたの? と昨日、つながりました。
「レゴシリアスプレイ」を紹介した第7章 「企業の戦略策定にもレゴ」も非常に興味深い内容でした。
問いを立て、自分の頭で考え抜くこと。この基本動作が今、多くの人に求められています。そして、アヒルの例が示すように、問いの立て方や答えの導き方は人の数だけ存在します。この多様性にこそ、人間の価値があるのです。
最後の解説「価値を生み続ける会社の条件」は、本の内容、要所が見事にまとめられていました。
自社は、何のために事業をやっているのか。
自社が存在しないと、社会は何を失うのか。
・・・
問われているのはむしろ、事業活動を通してどんな世界を実現しようとしているのか、社会に対してどんな価値をもたらすのかという明確な意義であり、会社の大きな意思決定の中で、その理由を説明できるようにすることだ。
エキサイティングな読書体験となりました。
...ウッ!
— 奥村 美里|企業分析 (@OkumuraMisato) January 3, 2022
私の嗅覚がこの本はマストバイだと訴えてくる。
(LEGOは模倣簡単で参入障壁か低いと思ってます。
にも関わらずなぜ伸びたのか、iPadなど幼児教育手段は引く手数多なのになぜ今も勝るのか、がわかれば嬉しいです)
更にビジョナル本と同著者ときた、やれやれ。https://t.co/I2BwRnH8Q6
本を買ったきっかけは↑のツイートです。奥村さんに感謝ですね。