🎵【聴くクラシック音楽入門】Vol.12~バロック音楽の作曲家たち。
こちらでも音声収録しておりますので、よろしければお聴きください(*’ー’*)ノ✨
バロック音楽では劇音楽、器楽の興隆と2つの特徴をあげました。
今回は、バロック音楽の主な作曲家をご紹介したいと思います(^-^)
《鍵盤楽器》
オルガン音楽は主にドイツを中心に盛んになります。
ドイツの作曲家達も技法を学びにイタリアへ渡り、イタリアとドイツの技法を合わせたりして作品を送り出してきました。
17世紀後半、ローマのサン・ピエトロ大聖堂のオルガニストとして活躍したフレスコバルディ。
オルガンやチェンバロのための「トッカータ集」や晩年のオルガン曲集「音楽の花束」があります。
フレスコバルディ「音楽の花束」
ヨハン・ヤーコプ・フローベルガーはイタリアローマへ渡りフレスコバルディの門下生となりました。彼の組曲は舞曲楽章で構成されていますが、後にバロック音楽の組曲の典型的な楽章配列になりました。そして、トッカータは後のバッハにも影響を与えました。
そして、フレスコバルディに匹敵する、スウェーリンク。
スウェーリンクは、イギリスの変奏曲とイタリア風の対位法を結びつけた作品を多く書き、北ドイツの音楽家、さらにはバッハへと受け継がれていきます。
「半音階的ファンタジア」
ドイツでは「ドイツバロック三大S」と言われる3人の作曲家がいます。
シュッツ、シャイト、シャイン。
活用形の様に覚えやすい気がするような、しないような。。。☺️
ハインリヒ・シュッツは、大バッハ生誕のちょうど100年前に生まれ、ドイツ音楽に息吹を与えた「ドイツ音楽の父」と形容されています。イタリアローマに渡り、ジョヴァンニ・ガブリエーリに学んでいます。
ザムエル・シャイトは多くのオルガン曲を書き、そして宗教声楽曲、世俗声楽曲を作曲しており、多数現存しています。オランダのスウェーリンクに学んでいます。
聖歌集より「今日キリストは甦られた」。
ヨハン・へルマン・シャインは、ほとんど宗教音楽しか作らなかったシュッツとは異なり、宗教音楽と世俗音楽をほぼ同じくらい作曲しています。
さらにほぼ全てが歌曲であり、世俗歌曲の歌詞は自らが書いたものです。
こちらは、器楽曲の「音楽の饗宴」。
ヴァイオリン音楽では、バロック期のソナタやコンチェルトを確立したアルカンジェッロ・コレッリ。
ヨハン・パッヘルベルやビーバーなどの作曲家達も優れた業績を残しています。
コレッリの12曲からなる合奏協奏曲の第8番終楽章は《クリスマス・コンチェルト》の名称で知られています。
バロックも後期になると、500曲のチェンバロ曲を書いたスカルラッティやヴァイオリン協奏曲を書いたヴィヴァルディ、オペラやオラトリオを書いたヘンデルや多数の鍵盤音楽を書いたバッハが活躍します。
ヘンデルの管弦楽曲「水上の音楽」
私も練習曲として弾いたいたバッハの平均律。
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