君=
君さえ存在しなければ
生まれなかった争いが
嘆きが恨みが哀しみが
どれほどあったというのだろう
君さえ存在しなければ
世界はもっと穏やかに
やおら移ろい流れゆき
手を取り合ったことだろう
君が発する信号に
一縷の疑問も挟まずに
過去も現在(いま)も未来(これから)も
従い続けてゆくのだろう
怨嗟の狼煙は四方に上がり
やがて業火と成り果てる
焼き尽くされるその前に
気づくのだろうか僕たちは
己自身の愚かさに
君さえ存在しなければ
生まれなかった争いが
嘆きが恨みが哀しみが
どれほどあったというのだろう
君さえ存在しなければ
世界はもっと穏やかに
やおら移ろい流れゆき
手を取り合ったことだろう
君が発する信号に
一縷の疑問も挟まずに
過去も現在(いま)も未来(これから)も
従い続けてゆくのだろう
怨嗟の狼煙は四方に上がり
やがて業火と成り果てる
焼き尽くされるその前に
気づくのだろうか僕たちは
己自身の愚かさに