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泡沫蓮
2020年6月19日 07:19
君さえ存在しなければ生まれなかった争いが嘆きが恨みが哀しみがどれほどあったというのだろう君さえ存在しなければ世界はもっと穏やかにやおら移ろい流れゆき手を取り合ったことだろう君が発する信号に一縷の疑問も挟まずに過去も現在(いま)も未来(これから)も従い続けてゆくのだろう怨嗟の狼煙は四方に上がりやがて業火と成り果てる焼き尽くされるその前に気づくのだろうか僕たちは