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ブリ大根 30年超熟成ブルゴーニュとの協奏

週末、スーパーでお買い得なブリを見つけ、迷わず買い物カゴに入れた。といってもブリの旬は寒ブリと言われるように真冬の12-2月である。ともあれ、条件反射的でカゴに入れていたので自宅でブリ大根を作ってみる。スマホでレシピを見ながら、醤油、みりん、砂糖、生姜でベースを作り、ブリを最初にサッと煮て、その後に大根を入れる。こうすることで大根で煮汁が冷める前にブリの表面に火が入り、ブリの旨味が過剰に流出してしまうのを防げるそうだ。

ブリ大根

本日は30年以上の熟成ワインと。

ピエール ブーレ サントネー ラ コム, 1988

ピエール ブーレ サントネー ラ コム, 1988
Pierre Bouree Fils, Santenay, 1er Cru, La Comme, Bourgogne, France, 1988, 13%
朱色系の色調、エッジには微かにレンガ色入り落ち着いた雰囲気だが、まだまだ若さもある色味。
ドライフルーツ、ドライローズなど落ち着いた果実香と穏やかにフラワリーなタッチ、奥にチェリーリキュール系の凝縮した力強さある果実香、ほのかに湿った腐葉土のニュアンス。
落ち着いた風味だが奥には力のある果実感と凛とした酸味も残っていて素敵な熟成、しっとりと舌に残るタンニンは力強く、持続的な余韻に繋がる。ほのかな苦味は少々あるが気にならない程度。

ブリに染み込んだ醤油と生姜は、ブリの旨味の魅力をさらに引き立たせる。醤油の旨味は熟成ブルゴーニュの落ち着いた風味に驚くほど同調し、生姜の酸味はワインのそれに共鳴。これらのハーモニーの中でブリの旨味がステージの中央でビックパフォーマンスを発揮している。熟成ブルゴーニュがブリ大根の味わいを更に盛り上げてくれた。煮魚に熟成ワインはいろいろと活躍場面がありそうだ。
相性: ★★★★☆

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