ボンゴレのたっぷりボッタルガ乗せ　現地試飲で気に入ったサルディーニャワインで

サルディーニャ島旅行中に海に近いレストランで堪能したボンゴレのたっぷりボッタルガ乗せ。
味わいの記憶を頼りに自宅で真似っこしてみる。
メインの具材シンプルにアサリのみ。ひとパックでは少なかったのでふたパックで。同じものがふたつなかったので愛知県産と三重県産のブレンドに。念のため軽く10分ほど塩抜きし、並行してパスタを茹でる。チューブのニンニクをオリーブオイルとバターで炒め、塩抜きが終わったアサリ投入。間髪を入れずにパスタもほんの少しの茹で汁とともに。現地で食べたものは少し乳化していたのでここも真似。イタリアンパセリと塩で味を整える。食べる直前にこれでもかとボッタルガを。現地の海沿いのオーガニックショップで購入したもの。20ユーロくらいだったかな。家族からも大好評のできばえ。

合わせたのは現地で調達したワイン。3日ほどの滞在だったがホテルに戻るとスーパーや百貨店で買ったワインを試飲。約20本。この中で気に入った6種類ほどを小分けの容器に入れて持ち帰った。ボトルでも20本ほど購入したので、このようにして厳選して荷物減らし。

Surrau, Branu, Vermentino di Gallura DOCG, 2022, 14%, €12.9

ややはっきりした明るいイエロー。
レモンリキュール、リモンチェッロ、微かに花梨とアプリコット、柚子やマルメロの若々しいがやや落ち着きのある果実香に黄色い花が混じる。花梨の果皮のハリのあるそしてほのかなビターなタッチ。そして微かにムスクがフレーバーに複雑さと魅力を。
丸みのあるリッチな口当たり、強くはないがゆったりと持続して長く残る余韻。中庸のさからやや明瞭な酸味。フィニッシュにはミネラルのほろ苦さに依然としてアプリコット系の果実香が混じり贅沢。
タイの刺身に柚子をグラインドして合わせたいワイン。
(90/100)(3月23日)

ボンゴレのたっぷりボッタルガ乗せにワインを合わせる。アサリの磯の香りに、カラスミとバターのコクが絡む極上の味わい。そこにワインの厚みのある果実味とほんのりとした潮香がなじむ。サルディーニャ島の昼下がりの同じメニューを思い出すパーフェクトなシンクロ。相性: ★★★★★

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