アボカド・サーモンサラダ 夕暮れにキリッとオーストラリア白ワイン
週末の日が傾いたころ、つまみにアボカド・サーモンサラダ。アボカドのトロリとした食感から広がる濃厚な風味、バターのようなタッチ。そこにサーモンの塩気、磯の香り、そしてどこか樹木や樹皮を思わせる香りは森のバターにシンクロ。パーフェクトな前菜に、冷えた白ワインを合わせる。
オーストラリアのコスパ抜群DBマークのデ・ボルトリ。DBはこれまでにもいくつか飲んできた。DBロゼスパークリングにイクラオムレツの相性も良かった。鶏の卵に魚の卵、痛風まっしぐらの魅惑のメニュー。さっぱりと背徳を忘れさせ、次の一口を誘うロゼスパークリング。
今回のものはセミヨンとシャルドネのブレンド。
デ・ボルトリ, セミヨン シャルドネ, 2021
De Bortoli, Semilin Chardonnay, 2021
香りにはよく熟したリンゴ、洋梨、そして樽香や酵母の香りのニュアンスが明瞭に広がる。
味わいはジューシーながら、値段からは思えないほどしっかりと密度あり、快活な果実味が広がる。酸味はやや穏やかながらワインを心地よく引き締める。夕暮れにぴったりのほどよいカジュアルなワイン。
アボカド・サーモンサラダにワインを合わせる。ワインのやや明瞭な樽香がサーモンの魚らしい香りに若干ぶつかってしまったが、その点を除いて卒なくまとまる。グリルしたサーモンの方が、ワインのやや力のある果実味と樽香へのシンクロ率は高くなりそう。相性: ★★★☆☆
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