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しらすと九条ネギのペペロンチーノ@ドンサバティーニ シチリアの島ワインの潮風と完璧な調和

 羽田空港第二ターミナル内、イタリアンレストラン ドンサバティーニにて家族で夕食。こちらのレストランはカーディナルが手掛けていて、同社は銀座や赤坂にイル・カルディナーレの名でも展開している。この時期、想像通り空港は混んでいて、席の確保にもひと苦労。
 私はしらすと九条ネギのペペロンチーノ(1,650円)とグラス白ワイン(800円)を注文。

カリカリのシラス
妻はイタリア産パンチェッタと岩手県産卵のカルボナーラ(1,950円)を注文

 九条ネギのほんのりとした甘みと、唐辛子の辛味の抑揚ある素晴らしいコンビネーション。揚げられたシラスはカリッとして風味が凝縮していて、ネギと唐辛子にも負けない。シラスを揚げているのはそういう理由だったか。
 ワインはシチリアの土着品種グリッロで造られたものをグラスで。グラスワインメニューも充実していて嬉しい。全く期待せずに一番安いグラスワインを注文したがこれが大ヒット。カーディナルがイタリアで直接買い付けた日本初輸入ワインとのこと。ネットで見ても通販はやっていないようで、飲むにはレストラン訪問するしかないようだ。

バッリオ・オロ, グリッロ, イタリア, シチリア, 800円(レストラン価格グラス)
Baglio Oro, Grillo Sicilia DOC, Italy

タッチパネルの注文画面より

 しっかり冷えた状態でサーブされ、クリーンでピュアな果実香。フレッシュな青リンゴに微かにライムのニュアンス。海岸を歩いているようなほのかな潮の香り。
 味わいはみずみずしく、フレッシュで快活な酸味。何よりも島ワインらしい潮風を思わせる塩味が醍醐味。

 しらすと九条ネギのペペロンチーノにワインを合わせる。ワインの酸味、塩味が加わることで、シラスの風味が一気に活力を増す。旨みもじんわりと染み出し、エンターテイメントのレベルが一段引き上がる。九条ネギの甘み、唐辛子の辛味にワインの柑橘香の調和が心地よい。空港でフライト待ちのなかで見つけた偶然の完璧マリアージュ。相性: ★★★★★

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