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マトウダイのおかか和え 山形高畠の涼やかなシャルドネ
夕食にもう一品欲しいとき、フィシュルのミールパックが冷凍庫に残っていたことを思い出す。フライパンで加熱するのが億劫だったので、生食用のものから選ぶ。ちょうどいい感じのものがあった。マトウダイのおかか和え。冷凍庫から取り出し、流水で10分ほど解凍し盛り付ける。
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マトウダイの名の由来は、体の中心にある斑紋が弓道の「的」のようだから、或いは馬頭と書き、顔が馬に似ているためというもの。頭が大きく食べられる部分が少ない、骨の入り方が独特で加工しづらいといった理由で未利用魚になることが多い。フィシュルはそういった未利用魚を活用しミールパックにして届けてくれる。
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https://blog.fishlle.com/matoudai-recipe/
以前はキコリダイの塩昆布胡麻マリネというミールパックを食べた。タイにもいろいろな種類がある。
さてマトウダイのおかか和え。ジューシーな水分と脂を含み、余韻にふわりと甘みが広がる。おかかの旨味と塩気が、マトウダイの魅力を踏み込んで引き立てる。ワインは山形の高畠ワイナリーの白ワイン(シャルドネ)を合わせる。
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高畠ワイン, クラシック シャルドネ, 山形県, 2022, 2,140円
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ワインについては先日のNoteに。1990年設立。高畠町は山形県内でも南部に位置し、南は福島県、東は宮城県に隣接する自然豊かな町。果実香は青リンゴが主軸、白い花が縁取りスリムだがしっとりと華やかさも。微かにスダチやハーブのニュアンス。風味はみずみずしくピュアな果実味、酸味は穏やかながら的確に存在し、穏やかな果実味を壊さない絶妙なバランス。余韻まで一貫してフレッシュで繊細、涼やか。フェリシティで購入。
マトウダイのおかか和えにワインを合わせる。涼やかで軽快なシャルドネはマトウダイの風味にやや負けてしまう。大きなケンカはしないが、料理とワインのシナジーもあまりない。おかかに合わせて、ほんのりと樽香の効いたワインの相性が良かったかもしれない。相性: ★★★☆☆