療育整体パワー
小学生や保護者の方に
いつも不機嫌な小2の女の子。言葉が悪く癇癪も起こすから手を焼いているとアフタースクールの他の先生方が教えてくれました。
先日私が迎えに行くと「私なんかお母さんにもお父さんにも迷惑ばかりかけているからいない方がいいんだ。」「何で迎えに来たのか。」とか言って泣くのです。「いない方がいい子なんかいないよ。あなたはお母さんとお父さんの大事な子なのだよ。」「あなたは、日本の大事な子どもだから、迎えに来ているんだよ。」と何とか連れて戻りました。
お迎えに来たお母さんに様子を聞くと、年子の弟がいるから早くからお姉さんにならなければならなかったこと、お母さんの期待が大きいこと、タイミングが悪く彼女が話したい時はお母さんが忙しくて聞いてもらえない、何なら怒られている様子でした。そして、人に迷惑をかけないようにと思ってついいろいろ言ってしまわれるともおっしゃっていました。「お母さん、彼女は大丈夫ですよ。とても強いし、しっかりしたいい子ですよ。いつかお母さんの助けになってくれますよ。」とお伝えし、「療育整体と言う簡単な整体をお子さんにしてみてはいかがでしょう。」と、ちょこちょこっと入力をやってあげました。お母さんフッと力が抜けて、顔が優しくなって緩んだのです。大人も緩むのだよね。
お母さんは目に涙をいっぱいためて「お風呂で『入力』やってみます。」と子ども達を連れて帰って行かれました。
翌日、彼女がが何か憑き物が落ちたようなスッキリした顔で私のところに来て「昨日はごめんなさい。お母さんとお風呂でこれやりっこしたよ!」と入力をしたことを教えてくれたのです。他の先生方も皆微笑んで見ていました。
なんて良い整体だろう。
皮膚刺激は、幸せホルモンセロトニンを分泌するから、愛着(アタッチメント)形成の役に立つのだと、改めて療育整体の素晴らしさを感じた次第でした。
お母さんもお仕事でいっぱいいっぱい。自分が疲れているし、子どものことを指摘されることが多いと、余計に子どもに注意が多くなるよね。
お母さんが緩むことがとても大事。お母さんが緩んでほしいな。
療育整体はセルフでもできるから、自分で緩められる。さらに、子どもとやりっこすればお互いに緩めるし愛着形成もできる。良いことづくし🥰
ちなみに、先日友人が療育整体の書籍買って、QRコードで動画見ながら施術していると話してくれました。小学低学年のお嬢さんの寝つきが良くなったと教えてくれました。
お母さんは、ちゃんと子どもの変化がわかるよね。
昨日もお勉強サポートしていたら、二人が手を出してきたので、入力をやってあげた。一人の手がとても冷たかった。
「◎◎ちゃん、お手手、ちょっと冷たいみたい。算数には鉄が必要だから、時々レバーを食べるといいね。女の子は特にレバーを食べるといいんだ。覚えておいてね~」なんて話になる。彼女は、「じゃあ鳥貴族に行こうっと。」って笑。
女子大生の貧血に関して、澤田 めぐみら(2022)の「女子大学生における鉄欠乏と赤血球関連検査値」[2]によれば、「鉄欠乏性貧血3.3%,鉄欠乏で貧血を認めない潜在性鉄欠乏は18.1%と高頻度」だったそうです。
日本女性はほぼほぼ鉄不足。子ども達も鉄不足でしょう。鉄は少し意識することが大事です。
入力は貧血チェックができるのもいいところ。療育整体学んで少し知識があれば、手を触ったり、舌診で血流が悪いか貧血(血虚)か、お家でわかるってわけ。
ちなみに、貧血女子は何を食べて、何を食べる量が少なかった傾向があったか、参考文献に書いておくので、ご興味ある方は論文で確認してみてくださいね。
高齢者にも
最近、高齢の父が左肩が痛いと機嫌が悪いのです。
血流が悪いのでしょう。
今までなら、すぐにブロック注射!とペインクリニックに行っていたのですが、最近は、「血流が悪いのだろうな」と慌てなくなりました。
今までもこうやって痛い痛いと言っていたのに、療育整体やったり、タンパク質をしっかり意識して摂るようになったり、お日様浴びて散歩したり体を少し動かすことを意識してもらうようにすると、いつの間にかけろっと治っていて、「肩痛い?」と聞くと「全然痛くないよ」ということもあるため、本人も回りも様子を見れるようになってきたのです。
歳をとるといろいろ鈍感になるから、寒さに鈍感になって、冷えているのに気づかないのだろうな。
痛みに効く栄養だって、もうちゃんと分かるようになってきたから、慌てないのです。
ということで、今回もまずは療育整体で血流を上げるよう、毎日「入力」「縦横」「ふくらはぎの血流を上げる」施術やマッサージをちょこちょこっとして、お日様浴びて少し運動するよう意識してもらっています。
家庭で自分でできる、家族にできる施術、アフタースクールでも子どもたちにできる、お迎えに来たお母さんにもできる、簡単、痛くない(バキバキしない)優しい療育整体っていいな~と改めて思ったので備忘メモです。
さらに、食事面ではタンパク質もしっかり摂るよう、ボーンブロススープもせっせと作っています。味噌汁や汁物好きの父なので、タンパク質を汁物で摂れるのは効率が良いのです。
痛みに効く栄養については、「しつこい痛みは食事で良くなる!」[1]も参考になります。
痛みに、お日様浴びるのやタンパク質が必要なのは、お日様ビタミンのビタミンDが痛みに効くから。
タンパク質を摂って散歩をするのは、少しでも筋肉を増やしたいし、鉄分も摂りたいから。
プラス、いい油も摂った方がいいです。
高齢者は、何度言ってもまた忘れてしまうから、何度も同じことを繰り返して治していくしかないのだな、と思っています。
あまり口をきかない父ですが、療育整体をすると「ありがとう」と必ず言ういます。たぶん、相当気持ちがいいのでしょうね。
今回も、少しずつ良くなっている様子です。
参考文献
[1]澁谷真彦(2024)『しつこい痛みは食事で良くなる!』
[2]澤田 めぐみ, 冨田 知里, 原田 萌香, 岸 昌代, 田中 寛『女子大学生における鉄欠乏と赤血球関連検査値』 (2022)「栄養学雑誌」80巻5号 pp.273-284