この本はお気に入りの本。 目次を開くと52のテーマが並んでいる。 「感謝する」「習慣化する」「運動をする」……という王道のあるあるテーマから「自分に優しくする」「内なる声を聞く」「心をひらく」といった自己に向かうもの、「人を伸ばす」「親密な関係をつくる」「お金を理解する」と対人関係やお金まで幅広い。 私はこの中の「内なる声を聞く」がお気に入りで、たびたび本棚から引っ張り出してきてそこを読む。 この「内なる声」というのは、周りの人の意見などに惑わされることのない自分自身の
ミステリ大賞を受賞した乙一のGOTHという本が面白くて、同じ作者の別の本も読んでみたくなって手に取った本。 この本は短編集なのだが、その中の一つがとても切なくて心に残っている。 そのお話は表題にもなっている「失はれる物語」。 交通事故に遭って植物人間となった夫と見舞いに訪れる妻の交流を描いたお話だ。 このお話が良かったのは、夫の視点から世界が描かれるところだ。 植物人間となった夫の一人称で進むのだが、夫の視覚も聴覚も失われているから世界は暗闇に包まれていて何も聞こえない
言わずと知れた名作、星の王子さま。 私がこの本を読んだのは20代後半くらいだったと思う。 名前は知っているけれど内容はよく知らなくて一度読んでみたいと思っていた本だった。 でもいい大人が児童書をそのまま読むのもつまらない気がしたので英語版を選び、辞書を片手に読んでみた。 感想だが、まず最初がまどろっこしい。 物語に引き込まれる前に妙に長々と6歳のころに描いた絵についてだとか大人とのやり取りだとかが語られ、不慣れな英語を訳しながら読むには骨が折れた。 しかし、最初の山場を越
世界的ベストセラーと聞いて読んでみた本。 この本を読んだのは10年くらい前だったと思う。 心を動かされるタイプの本を読みたいと思っていた時に手に取った。 静かで落ち着いた文章が読みやすかったし、ファンタジックな世界観は子供のころに好きだったロールプレイングゲームを思い出させ、すぐに世界に引き込まれた。 主人公の少年は羊飼い、そしてタイトルにあるアルケミストは錬金術師。 羊飼いだった少年が宝物を求めて旅をし、そして真理を知る。そんなお話。 読んだのは10年くらい前だから
最近本が読めなくなってきた。 時間がないわけではなく、むしろ無駄にSNSを眺めている時間を読書など自分を満たすことに使いたいと思っているのに、本を読もうとすると集中できなかったり焦燥感を覚えたりする。 読書は楽しいことだったのにそれができなくて寂しい。 だからその代わりにこれまでに読んだ本の記録をしてみようと思う。 本を読んで楽しかった記憶は今もある。 心に残った部分とか、どんなことを思ったのか、それを書き出していったら楽しいかもしれない。 楽しくなって気分が乗ってきた