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太宰府天満宮

美しい仮殿(参拝者を編集)

太宰府天満宮に参拝しました。
2027年、道真公のご薨去されて1,125年の式年大祭を前に向けて、現在、124年ぶりに本殿の大改修が行われています。

その改修期間、本殿前に「仮殿」が期間限定で公開されています。
左遷された道真公を追って一夜で京都から太宰府に飛んできた梅の木「飛梅」から着想を得た仮殿。公開直後の報道で見たものより、さらに自然と同化していて、思わず「美しい」と声が出ました。

『太宰府天満宮にカップルで行くと別れる』

よく聞くジンクスです。
学問の神様である菅原道真公が祀られているから、勉学の妨げになる恋愛を邪魔するんだそう。

学生時代を福岡で過ごしていました。
例のドッペルゲンガーな彼女とも何度か訪れましたが、別れることもありませんでした。道真公がそんなことをされるはずありませんよね。
もっとも、訪れたのは、彼女の創作活動の取材でデートとは、ほど遠いものでしたが…(笑)。

▶ドッペルゲンガーな彼女について

それでも、境内に入る前にある心字池にある3つの赤い橋(太鼓橋)には、意味があるようです。
過去・現在・未来という仏教思想に基づいていて、
・最初の橋(過去)は振り向かない
・二つ目の橋(現在)は立ち止まらない
・三つ目の橋(未来)は躓かないように渡る
・逆から渡らないよう、帰りは別の道を通る
と、真偽のほどは分かりませんが、こちらも太宰府天満宮あるある。

カップルは手をつないで渡ってはいけないと言う話もありますが、さだまさしさんの太宰府を歌った『飛梅』では、『3つ目の橋で君が転びそうになった時、初めて君の手に触れた僕の指』と歌っています。九州出身(長崎)の方だけに、初めて恋人の手に触れたのが、この場所と意味を考えると沁みてきます。

飛梅は少し窮屈そうでした

「飛梅伝説」について
道真を慕う庭の木には、桜と松と梅があり、主人が太宰府に左遷されることを知り、桜は悲しみのあまり、葉を落とし枯れてしまい、松と梅は、道真の後を追ったものの、松は途中で力尽き、神戸市須磨区に根を下ろし(須磨区に飛松という地名があるそう)、梅だけが一夜のうちに主人の暮らす大宰府まで飛んでゆき、この地に根付いたというお話。
学生時代に、梅以外の庭木にも伝説があったことに驚きました。

さだまさしさんの「飛梅」になぞらえた訳ではありませんが、仮殿に参拝した後に引いたおみくじがなんと大吉。

大吉でした☆

おみくじには有名な歌「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ」が書いてありました。

「春になり東風が吹いたならば、香りだけでも私に届けておくれ、梅の花よ。主人がいなくても、春を忘れたらいけないよ」
京都から太宰府に吹く風だから「東風」。太宰府に左遷されることが決まったからこその歌なんでしょうね。

本殿裏の夫婦楠☆パワーがもらえます

太宰府天満宮には好きなところが多いのですが、特にお気に入りが本殿の裏にある「夫婦楠」です。その存在感と降り注ぐようなパワーを感じる場所です。
飛梅もそうでしたが、少し窮屈そうな姿に「早く本殿の改修が終わるといいですね」と声を掛けました。

梅が枝餅と抹茶でひと息

少し歩き疲れたので、お茶屋さんで梅が枝餅と抹茶を頂きました。
「今年の夏、太宰府は日本一暑かったんですよ」とお茶屋さんの女将さんと話しながら頂いた焼きたての梅が枝餅、熱々で美味しかった☆

太宰府は梅の咲く季節がオススメ

今度は春かな。太宰府天満宮は梅の季節がオススメです。

太宰府天満宮
福岡県太宰府市宰府4-7-1
TEL 092-922-8225

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