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葛藤の苦しみの根本原因は「自分についた嘘」だった

アバター®︎ウィザードコース3日目。
どうやらこのコースは意図的に自分の中の見て見ぬ振りをしていた闇と直面するようにできているらしい。

今日も、全く意図しない展開で、自分の闇と向き合わざるを得なくなった。

それは、私が休職した本当の理由と、私が本当にしたことだった。


入社以来、20年以上続いた「やめたくてもやめれない」葛藤の苦しみ

私はこの仕事が合っていない。
私にはこの仕事は能力を超えている。

このことは、私が入社してすぐに気づいたことだった。
入社当時は、社会人そのものが初めてだったから、無我夢中でがむしゃらに目の前の仕事に没頭した。

でも、どんなに頑張って評価されても、どんなに安定した給料でも、どんなに恵まれた人間関係でも、どんなに刺激的な仕事でも、常に心は空虚だったし、不安で怯えていた。

いつか能力不足だというボロが出るんじゃないか、という恐れが不安の元にあったし、本当は自分に合っていない、という自己不一致が空虚感を生んでいた。

私はやりたいことを仕事にして食べて行きたかったから、仕事を両立しながら、自分のやりたいことで仕事にできそうな分野に自己投資し、お金と時間とエネルギーをかけて学び続けてきた。

最初は、合わない仕事のストレスを食で緩和しようと、マクロビオティックの理念や玄米菜食の料理教室に通った。

その次は、小さい頃から絵が好きだったのを思い出し、美大の通信教育課程に入り、デザインを学んで、6年かけて卒業した。

その次は、アロマテラピーを習い、スウェディッシュマッサージの手技を身につけた。

そして、禅の世界に出会って瞑想や真我について学び、インテグレイテッド心理学を学んだ。

20年以上の歳月をかけて、本当に自分がやりたいことで仕事にできることを模索してきたけれど、どれもこれも、毎月の月収が30万円以上を超えるような、安定した収入を得られる目処がつかなかった。

私は、もう結婚してパートナーに経済的に養ってもらいながら、自分の好きなことを仕事にするしかないと思い、お見合いをした相手と婚約までしていた。

やめたくてもやめれない葛藤の苦しみが限界に達した

ところが、その翌年の2021年5月、並木良和先生の統合に出会い、本当の私は、「こひしたふわよ」(心地よい、惹かれる、しっくりくる、楽しい、腑に落ちる、ワクワクする、喜び)だと知り、衝撃を受け、目が醒めた。

すぐに婚約していた相手が打算と計算で付き合っていたことが分かり、婚約破棄をした。

家具も服も人間関係も断捨離をする中で、最後まで手放せなかったのが仕事だった。

仕事を辞めても他にやりたい仕事で食べていける仕事が見つからなかったからだ。

統合を通して自分の本心と向き合ううちに、自分が今の仕事に向いていない、やりたくない、モチベーションが上がらない自分はどんどん大きくなっていった。

心の内と比例するかのように、化粧もしなくなり、毎日同じ服を着るようになり、身だしなみも堕落していった。

そんな毎日が続く中、私の中は限界に達していた。

もう嫌だ。もう一刻も早く、この葛藤の日々から抜け出したい。

葛藤から抜け出すための応急措置が休職だった

今の仕事がどんなに嫌でも、他に食べていける仕事が見つからず、退職する勇気がなかった私は、休職という道を選ぶことにした。

問題は、いつ、どうやって休職するか、だった。

休職するタイミングを伺う中で、私は、私に批判的で高圧的な部下が躁鬱で3年間ほど休んだこと、その部下が関わったチームメンバーが鬱で退職したケースがあったことなどの情報が入ってきた。

実際、当時の私のストレスはその部下による批判的で高圧的なメールや態度だった。

そして、ある日、高圧的な部下のメールを受信した時、私は「チャンスが来た!」と思った。

そして、その部下のメールにもう我慢できない、という主旨のメールを上司に送信した後、今までにない軽やかな体感に無上の喜びを感じながら帰宅したのだ。

休職のやり方を間違えた自分の非を認める

この一連の行為について、それまでは何の疑問も持たなかった私だったが、アバター®︎ウィザードコースを受講し、嘘をついた時の緊張感や不快感について体感して行く中で、私の中である疑問が湧いてきたのだった。

「私が取った休職のやり方は、間違っていたのではないだろうか?」

すぐ見えてきたのは、私は自分が休職するために、私に高圧的で批判的な態度をとった部下を口実に使ったことだった。

「非があるのは私ではなく、部下に非があるから、休職するのだ。」

休職のきっかけが欲しかった私は、部下を加害者に仕立て上げることによって、被害者である自分を創り上げ、休職する理由を作ったのだった。

本当は、私に非があったにも関わらず、だ。

  • 今の仕事はやりたい仕事ではなく、自分にあっていないことがわかっていた。

  • 今の仕事は自分の能力を超えた仕事だった。

  • やりたくない仕事をお金のためだけに我慢して無理やり続けていた。

  • モチベーションが上がらず、やりたくない仕事を極力やらないがために、そのシワ寄せが部下に来てしまい、部下に負担を強いてた。

  • やりたくない仕事なのであれば、潔く退職すればいいものの、辞めても他にやりたい仕事がなく、収入のめどが立たなかったために、辞めるに辞められなかったし、辞める勇気がなかった。

ざっと書いただけでもこれだけある自分の非を認めたくなく、直視せずに、私は自分に合わない仕事や高圧的で批判的な部下を責めていた。

今振り返ると、こんな上司がチームにいたら本当に迷惑だし、私が部下だったら悩みのタネでしかないし、本当にやめてもらいたいと思うだろう。

部下が高圧的で批判的だったのもよくわかる。

私の当時の仕事に対する姿勢や仕事ぶりからすると、チームにとって迷惑この上なく、部下が被害者で、私が加害者だったと言える。

その部下を私は加害者に仕立て上げ、自分は被害者ぶって休職したのだ。

これが、私が本当にしたことだ。

自分が本当にしたことが見えてくると、部下、そして、関わった上司やチームメイト全てに対する申し訳なさが心の底から湧いてきた。

私は、アバター®︎の和解のプロセスに入った。

自分が葛藤の苦しみから抜け出すために部下にしたことに謝罪しながら歩を進めた。

そして、やりたくないとわかっていた仕事を無理やり続けていたために、負担や迷惑をかけたチームメンバーに謝罪をしながら歩を進めた。

謝罪しながら目的地まで到達し、相手を思い浮かべながら祝福のメッセージを送ると、罪悪感や自責の念が消え、スッキリと生まれ変わったような気持ちになった。

葛藤から抜け出す最善の道は「自分に正直になる」こと

そうして見えたことは、葛藤の大元は自分についた嘘だったということだ。

自分に嘘をつく、ということは、自分に一致しない選択をするということ。

このことがはっきり言えるのは、アバター®︎ウィザードコースで、意図的に嘘をついた後、意図的に真実を語るワークをすることで、嘘をついた時の緊張感や不快感の原因が自分との不一致であることが見えたからだろう。

私は、自分に合わないとわかっていた仕事を20年以上続けたが、これはすなわち、自分に嘘をつき続けたのだ、ということが見えてきた。

そして、自分に嘘をついたことによって、自分の本心との葛藤が生まれ、苦しんでいたことが見えてきた。

葛藤の苦しみから抜け出したくて選んだ休職という応急措置を通して、葛藤の苦しみの根本原因は自分についた嘘であることが見えたのだ。

自分がやりたいことをやり、自分がやりたくないことはやらない。

これはワガママや自分勝手という次元の話ではく、自分に正直に生きるということなのだ。

自分に嘘をつかず、自分に正直に生きること。

自己一致が、自分にも他人にも最高最善の選択であることが見えてきた。

自己一致に大小の分けも言い訳もない。

自己一致は選択の連続だ。

自己一致に大小の分けはなく、言い訳は通用しない。

食べたいもの一つ例にとっても、カレーが食べたければ、カレーを食べる。
これが自己一致、自分に正直である、ということだ。

本当はカレーが食べたいのに、親子丼を食べる。
これは自己不一致、すなわち、自分に嘘をついていることになる。

旅行先でも、アメリカに行きたいなら、アメリカに行くのは自己一致。
アメリカに行きたいのに、インドに行くのは、自己不一致だ。

仕事なら、働きたいなら働くのは自己一致。
働きたくないのに働くのは自己不一致。

やり方は間違ってしまったが、休職し、自分を見つめることができているのは、自己一致だ。

今の私は、働くこともよりも、自分に集中し、自分を見つめることに時間を費やしたい。

今日も思いがけず予想以上に濃い1日だった。
アバター®︎ウィザードコース3日目の夜が幕を閉じようとしている。

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