虎ノ門ヒルズが休日作業の"聖地"と化していた|穴場カフェ探訪#1
休日の虎ノ門ヒルズは、賑わって……は、いなかった。
4月16日、日曜。
春の嵐が気まぐれにやってきた午後。
時刻は15:00。
やはりビジネスエリアだなと思わずにはいられない。
日曜の虎ノ門ヒルズは快適な人の数だった。
ビジネスと虎と森たち
虎ノ門ヒルズはいくつかのビル群で成り立っている。その中でカフェスペースがあるのは、森タワーとビジネスタワーの2つ。
その他の時間帯もコンビニやレストランなどのテナントで“待ち”のない「穴場」と言える混み具合だった。そもそもこんなビジネス街で休日に営業するって「挑戦的」じゃないか?(←誰視点)
虎ノ門ヒルズ駅から虎ノ門ヒルズの庭園を歩くと、庭に沿う形で虎ノ門ヒルズカフェがある(虎ノ門ヒルズの連呼はこの行で終わります)。
このカフェは家族連れが多め。観光気分でテンションが上がってないと入るのはハードルが高い。南側の森タワーに入ると、軽井沢で有名なベーカリーSAWAMURAが。こちらは女性のグループがたくさんで、男性1人は少し入りづらい…。でもマックブックを開いている茶髪ロングの女性ソロ作業erもいたりして、開けたスペースで作業をするのは"休日気分"を味わえそうです。
作業スペースが開放されていた
建物の中へと歩いていくと日曜で休業中のdean&delucaの前に置かれたテーブルとイスに何人かのソロ作業erがいました。
さらに北側にはテラス席的なスペースも。
ボタンを押すと右側のドアだけ開閉する変則的自動ドアに面食らいながら、外へ出ると計15席ほどのグリーンビューシートがお出迎え。
ノートPCを持った2人組や昼食中のITエンジニア、入館証のストラップを下げたヨーロッパ系のビジネスマンなど7-8人程度がたむろしていました。
陽に当たることなく、外の風を感じられて、PCやスマホでの作業をここでやるのは開放感あってよさそう。紙の本はペラペラ外風にめくられそうな印象です(この日も風が強かった)。
ベンチャー企業の匂い
この森タワーにはもう一つカフェスペースがあります。それがファミマと併設のココ↓
一人席多めで、こちらもPCで作業しているグループの作業もチラホラ。コーヒーの香りだけでなく、プロジェクト的なものが進んでそうなベンチャー企業の匂いも漂います。
別途料金のかかる個室ブースもあったりして、隣のファミマで飲み物を買っている人もいました。
ビジネスタワーにはお店たくさん
森タワーを北へと歩き、歩道橋を渡るとビジネスタワーにたどり着きます。「ビジネスタワー」とありますが、お店はこちらの方が多いです。
2Fにはオーストラリア的なエスプレッソドリンクを揃えている「オールプレスコーヒー」と、アーバンリサーチとファミマ(ここにも!)のコラボ空間内に併設されたカフェがあります。
1Fにはスタバとガレットの有名な「レカフェ」や「パブロフ」がありました。
そのうち、作業に適しているのはオールプレスとスタバかなーという印象です。
ファミマ内のカフェは場所代は安めなのですが、コンビニ併設とあって人通りが多く少し落ち着きません。レカフェやパブロフも席数が少なめなのと長時間の作業erが少なめなので、長居はしづらいですね。あと値が張ります。
休日のスタバも“快適”な人混み具合
大通りにも面した1Fのスタバはタワーに入っている企業の方やアンダーズに宿泊?している外国の方も利用していて、結構混み合っていました。とはいえ、席がないほどではなく、待たずに席は座れるレベルです。とはいえ、一人席がカウンター部分にあるのみで少し窮屈な印象です。
一方、2Fのオールプレスはかなりゆったりとした空間の使い方で、作業をしている間は視界にほぼ何も入ってこず、集中できる環境のように思います。
あとは清澄白河にある本店とこの虎ノ門店だけのお店なので、ここだけの「ならでは」感がありました。
書店が隣にあるゆったりとした空間
ネックなのは閉店時間。18:00に閉まるため、作業に向け、これからという時に中断されてしまいました。閉店時間もニュージーランドスタイルでそれはそれで、よきですね。
上の階には10店舗以上がひしめく虎ノ門横丁があったりしますし、土日は朝9:00からなので、早めのスタートでじっくり作業をしたい方にはおすすめです。あと、隣には書店があるので、アイデアが煮詰まったときなどは隣の本棚を見ながら徘徊するのもオススメです。ボーっとしたいときも、必死に作業を進めたいときも、何かいいアイデアが欲しいときもおすすめのカフェ&空間です。