別れさせ屋の心理学⑱-リフレーミング-
別れさせ屋の心理学第18回は【リフレーミング】についてお話させていただきます。
リフレーミングとは「対象を違うフレーム(枠組み)に変えて捉え直すこと」です。
うん、よくわかりませんね。どんな時に使えるのでしょうか。
たとえば「あなたは誰ですか?」と聞かれたら、どう答えますか?
「株式会社◯◯の高山です」とか「フリーライターの高山です」とか、何かしらの肩書をつけて返答しますよね。これがフレームです。
「高山です」と言われても、相手は困ってしまうんですよ。そのため、私たちは無意識に自分や他人をフレームに入れて捉えています。
そして、人はこのフレームに合わせて感じ方や考え方を変えてしまうのです。おもしろいですよね。
「俺は男だ」
「私は会社員です」
同じ人が言ったとしても感じ方が変わりませんか?
つまり相手の感じ方や考え方を変えたかったら、フレームを変えてしまえばいいのです。
仕事がちょっと雑なAさんという人がいるとします。
「Aさんって一見雑に見えるけど、本当はすごい丁寧だよね」
「いつも助かってるよ、ありがとう」
雑な人から丁寧な人へのリフレーミングです。
自分のほうをリフレーミングすることもできます。
「男ってやりたいことばっかりやって、女に許してもらってばっかりだよね」
「自分」がわがままなことが問題なんですが、それを「男性全般」にリフレームすることで、彼女の怒りが鎮まりやすくなります。
もちろん彼女に対して、きちんと謝ってからの会話ですよ。
こんな簡単なことで人の意識が変わるの?
そう思いますよね。でもそれはリフレーミングの知識をあなたが知ったからです。実際にやってみると効果が大きいことがわかりますよ。
フレームにハマっていることって意外と多いのです。
「九州男児」とか「血液型と性格」とか。
その人の持って生まれた性格とか性質は違うはずなのに、なんとなくフレームにハマっているのです。
さりげなくリフレーミングを続けたときの相手の様子を観察してみてください。
私のnoteがみなさんのお役に立てれば嬉しいです。
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