〝さらけ出す〟の先にあるもの。
先日 キラキラ女性講演会 なるものがありました。ご自身の体験から、自分をさらけ出すことの大切さ、そこから得られる幸せの素晴らしさを感じられるチャンスとして、古市佳央さんが主催されているイベントです。今回は予選会。参加者の中から選ばれた方が、10月にある決勝大会で、また講演をすることができます。
春先に出てみない?とご縁をいただいて、人前で自分のことを語るなんてやったことがないことや、セラピー活動にもっと自分の時間を割きたいと思うことから、出場についてはとても迷いました。けれど、やはり、断る理由が全くなかったこと、やったらやっただけきっと自分にとって大きな経験や意味を得られると思ったことから、締め切りギリギリのタイミングで参加を決めました。
▶︎本番までに得られた気づき
4月から8月にかけて数回に渡り、古市さんから講演についてのレクチャーを受けて、個人的には様々にサポートしてくれるメンバーを集めてグループを作ることからスタート。原稿をみんなにシェアして、感想やアドバイスをもらいながらブラッシュアップを重ねました。
時にはライブ配信をしながら原稿を読み上げて、いつでもいいのでお時間ある方はアーカイブを見てもらってコメントをくださいとお願いしました。
正直、かなりの時間泥棒をしていたと思います。私のためだけにみんなの時間を割かせることに、これでいいのかと思いつつも、出すだけ出して、どれだけご一緒してくれるかはみんなに任せようと決めました。回を重ねる毎に、声を上げてくれる人が増えて、自らお手伝いするよ!と仲間に入ってくれる人も出てきてくれて、みんながそれぞれの経験や知識から、たくさんのアドバイスをもらって、取捨選択はしつつも、多くのことを取り入れさせていただきました。
グループ内でシェアしてきた原稿はvol.18。でも実際には40稿以上の原稿を練り直し続けてました。これはきっと私だけではなくて、講演者のみんなも同じだと思います。
伝えたいことがこんなにも伝わっていないのか、と思うことがたくさんでした。原稿を見てくれた方が感想を寄せてくれたおかげで気付けたことです。人に伝えることが、こんなにも難しいこと。伝えているつもりでも、全然届いていないこと。届けるためにはある程度のテクニックが必要なこと。そして、テクニックだけではダメなこと。たくさんのことを学びました。
FBでグループを作ることも、ライブ配信をするのも実は初めて。おっかなびっくりしながらやっていったけれど、やってみたら意外とできて、自分をほめるチャンスにもなったり。画面を通してだけど、誰かに向けて喋ること、そして、アーカイブに残して後から自分でも振り返れることで、より自分を別の視点からみるトレーニングにもなりました。stream yardもおかげで使えるようになって、やっと時代に乗れた気がしました(笑)
ルールは15分以内でマイク1本でみんなの前で語ること。原稿を見ることはダメなので、暗記する必要がありました。40歳を超えて、15分もの原稿を覚えるなんてなかなかない機会です。確かに大変ではあったけれど、最初は30分ほどの原稿だったのが、最終稿ではA4 2枚半の内容におさめることができていて、ここに来るまでに内容は意外と自分の中に残っているものでした。とはいえ、たくさん練習はしたけどね。毎晩枕の下に原稿を入れて寝て(発想が昭和。)当日は落ち着いていたつもりでもテンパっていたのか、時間に余裕を持って出たものの、原稿を持っていくのはすっかり忘れました。
▶︎そして本番
実は、応援団の方のサポートもあって、会場になる市民会館の同じお部屋を借りて数回練習をしていました。部屋の広さや雰囲気は掴んでいたつもりでした。いざ当日行ってみると、そのお部屋の隣と隣が合わさった会議室3つ分の広さの真ん前で喋ることに驚き。広すぎ!集合時間から時間の許す限りは講演の練習をしました。
講演者のみんなとは、オンラインでご一緒することがある方もいれば、全く初めての方も。でも、顔を合わせると、ずっと前から知っていたかのような居心地の良さ、みんなそれぞれに頑張ろうね、いい時間にしようね!という一体感がすごかった!まるで出会うのが決まっていたかのような素晴らしいご縁を感じました。みんな本当に優しかった。
私の出番はトップバッターでした。古市さんのオープニングトーク、そして、恒例の2曲歌ってくれるシーンに立ち会うと、それだけで心が震えて原稿が飛びそうだったので(汗)本当は聞きたかったけれど、後からの視聴を楽しみに別室で控えていたところから、みんなの前にたちました。
裸足、(笑)
場を温めてくださっていたおかげで、お部屋全体がとても優しい雰囲気に包まれていました。そして、会場に来てくれた私の応援団の皆さんもすごかった!セラピストや心のことをよくわかってくれている方々が集まって座ってくれた前方中央は、とてもキラキラして見えました。
講演の前日に決まった最終稿は、本番ではそのまま、どこも飛ばすことなく、思いの丈を言葉にして伝えきることができて、15分はあっという間に終わってしまいました。最後に頭を下げた数秒間で、伝えたいことが思うように伝わらなくてもどかしかった感じ、自分が何を伝えたいのかを模索した時間、その中で今回何を伝えるのかを選んで決める大変さ、全てが自分と向き合う時間で、自分を知る勇気、自分のことを出すと決めること、自分のあり方を強くする時間だったことが、ばばばばと思い出されたり、いろんな声と心を寄せてくれたみんなの顔が浮かんで、私以上に幸せものはいないと心底感じました。主催の古市さんは〝世界一幸せな講演家〟なのですが、完全に世界一に私も並んだと思うほど。今までにない全く初めての充実感、達成感、幸せな気持ちを感じることができました。
▶︎結果
講演後「今夜は緊張が解けて泥のように寝れるよ〜」と言われたけれど、これが、意外なほど、全然、寝れない(笑) 全くの初めての充実感やら達成感やら幸せやらに包まれて、私の後のみんなの講演も素晴らしくて心が、魂がずっと震えっぱなし、ずう〜っとふわふわと幸せな時間が流れてて、それがずう〜っとなかなか終わらない。何日経ってもなかなか終わらなかったです。結果が待ち遠しくて、、という感じでもなく、ただただ楽しかった余韻が終わらなかった感じでした。
発表日の前日は満月。月光浴をしたり感謝の祈りを捧げる時間を設けたり、夜には月明かりの下で花火もしました。
明日がとても楽しみでした。
当日は、やることがあったものの、どこかふわふわしていて(まだふわふわ、笑)古市さんからのメールにドキドキしました。選考が大変とのことで、先に決まった5名の発表には私は入っておらず、次の日の発表をお待ちくださいのアナウンス。次の日に新たに2人が追加されたとお知らせがあって、そこに私の名前はありませんでした。
▶︎思ったこと
予選落ち、決勝には行けないとわかった時に真っ先に感じたのは、ホッとした!という感情でした。はっきりしてとてもスッキリして、驚くほどガッカリという気持ちもなくて、やっぱりやり切れた充実感がより一層強くなりました。そして、ここ数ヶ月、本当に親身になって寄り添ってくれたチームのみんな、他にもわざわざ個別にメッセージをくれた方々の顔や場面が浮かんで、声まで聞こえてきて、どれだけの支えで当日を迎えられたのか、今の私があるのか、そのありがたさとみんなの優しさを改めて感じて、涙が出てきました。
あの15分は〝15分〟ではなくて、私の42年間と、みんなの人生が詰まったものだったとも思います。そう思えるほど、自分の人生にみんながたくさんの気持ちを寄せてくれて、それがどれだけ大きな支えになったか。実際、本番を迎えるにあたって、無理かも、、やっぱできないかも、、なんてネガティブな要素は1ミリもありませんでした。やればやっただけ楽しくなるだけ、それしかなかった。
今まで「頑張ってね」と言われる一言は、私にとっては、嫌なプレッシャーでしかなかったんです。
その一言には「やれるならやってみなよ、どうせ無理なんだから」「またそうやって頑張っていい子ちゃんでいるわけ?」「また目立つことやって、そんなに楽しいの?」など、どこか卑下される、馬鹿にされる、試される、というようなエネルギーを感じてばかりだったから。
でも今回だけは全く違ってた。
温かい人しかいない世界に私はいました。
言葉だけでなく、本当に私の成長を応援してくれて、見守ってくれて、変化を喜んでくれていた。みんなに助けてもらいたい一心でさまざまなことをグループに投稿し続け、みんなの時間を奪っていた意識が強かったし、申し訳ないとも思っていたけれど、どんな風に思われようと今回は甘えさせてもらおうと決めた。それなのに、みんな「その姿をみせてくれてありがとう」「一緒に関わらせてくれてありがとう」と、優しい言葉ばかりをかけてくれた。それが、私にとってどれだけのエネルギーになり、自分を発揮するためのパワーに変わって、自信になったか。
やってもダメ、無理、意味がない、できない、やらないほうがいいかも、と過去に思うことが多かったことから、こういったことにチャレンジするのを避けてきてました。自ら応援される立場に立つことをやめてました。
悔しい思いもたくさんしてました。
自分の努力がなかったことにされる感じ、何をしても「楽をしてていいね」「辛いことなんてないんでしょ」「あなたにどんな大変なことがあったっていうの?」そんなことをたくさん言われてきて、また、そんなことをいう人は、こちらの話なんて聞かないし届かないので、自分のことを伝えたり誤解を解くことが面倒で疲れてた。そして、好きなように言われるままでいるのが本当に嫌だった。どうにもならなくて消化しきれない悔しさだけが募っていった時がありました。
ずっと自分のことを話しても、まるで私が嘘をついているかのように信じてもらえなくて「また~そんなことあるわけないじゃん」と一蹴されることが続いてきた中で、今回、本当にごく一部だけど、自分レベルでの大変だったことをオープンにすることは、私にとって大きなチャレンジでした。
でも、ここには、きっと受け止めてくれる人がいるという確信がありました。
自分が自分を受け止められるようになってたからです。
こんな自分がいたんだって自分でもびっくりするくらいの新たな発見がたくさんありました。自分を知って、今までの自分の垣根を超えていくことで、さらけ出せる自分があること。そして、それがまたより〝自分らしさ〟を色濃くしていけるのだと実感しました。
講演後、会場に集まってくれたみんなからは温かい笑顔、涙、拍手をたくさんいただいて、メッセージもたくさんいただきました。「麗子ちゃんのおかげで」という言葉が溢れていて、とてもびっくりしました。意外でした。ずっと聞いてもらえなかった話でも、人が変われば、環境が変われば、こんなにも受け取ってもらえて、しかも、私のおかげで気づいたことがある、元気が出た、前を向ける、など、感謝されるなんて、初めてで、こんなに嬉しい思いをしたのも生まれて初めてでした。
私は、講演の中で「泣きましょう」と訴えました。
自分でもわかってた。
みんなに、だけではなく、いつかの自分に向けても言ってた。
そして、たくさんの方が温かい気持ちを感じてくれて、それを伝えてくれて、みんなが私にも泣いていいよ、もう大丈夫だよと包んでくれた感じがしたんです。改めて、嬉しくて、嬉しくて、嬉しくて、泣くことができました。
人の前で話すことを知っている方、慣れている方、は多いと思います。私のあのスピーチに、こんなんで多くの中から選ばれるなんて厳しいんじゃないの?って思われる方もいたと思います。そういった声も十分わかるほど、未熟だったと誰よりも私が思ってます。
でも、自分なりにとにかくやれることはやりきれたんです。終わった直後は吐き出しきって、決勝へ行けても話すことがないなと思ったほど。だけど、チャンスがあるならやっぱりトライしたいと思ってました。
でも、今回の私にとってのゴールは、決勝の舞台で華々しく新たなことを語る、ではなかったのだなとわかりました。
ここ数ヶ月でたくさんの方のおかげで
大きな気づきを得ることができたこと
一緒にここに向けて頑張った仲間と繋がれたこと
やりきれたことの爽快感をこの歳にして感じられたこと
周りの人を今まで以上に大好きになれたこと
こんなに素敵な人に恵まれた自分が
いかに幸せかを思い知ったこと
たくさんのことを得られすぎました。
話したあのエピソードだけで今の私が出来上がっているわけでは当然なくて、表に出せないことも、出したくないこともたくさんあります。講演で伝える準備の中では、その取捨選択も大仕事でした。
「自分をさらけ出すこと」がテーマだったけれど、それは、なんでもかんでも出すということではなく、出したくないことをも認めて、自分の中に留めておくと決めること、でもあると思いました。
なかったことにしない、と言うことです。
一見簡単そうに見えるかもしれません。でも、これができるようになるには、自分の中で見たくないこと、なかったことにしたいことと向き合うことが必要です。
そんな自分なんているわけがない!と思ってしまっている自分を〝ちゃんといる〟と、それが今の自分の一部であると認めること、受け止めることはなかなか大変です。でもこれができることが「さらけ出すこと」なのだと私は思いました。
さらけ出す人は強い。それは、どんな自分をも受け止められるからだと、講演者みんなの話を聞きながらつくづく感じたことです。誰かのリアルサウンドに触れられることは本当に尊いです。お金払うから喋って、と言うわけにはいきません。その心意気がある方とご縁をいただけたありがたさを感じました。心が、魂が震えたからです。こんな経験がなかったら、誰かの心の襞に気づいたり寄り添うことなんてできないと思うからです。
何より、講演者のみんなの笑顔が素敵だった。本当にキラキラしてた。
いろんなものを乗り越えて、辛さを強さに変えた人の笑顔はそれだけで強く訴える力がある。自分と向き合って乗り越えたものがある人だからこその、優しさと強さを兼ね揃えた溢れる笑顔があるのを知ってしまいました。もう、綺麗に作られただけの笑顔なんて響かないな、、とさえ思ってしまった。これもまた人生か、(笑)
反響はとても大きくて、Twitterにも思いを綴ると、みんなが励ましてくれました。
あたたかい世界に生きられている実感があちこちから得られたことは本当に宝物です。愛されていない人なんていない、とはあちこちで言われるけれど「愛されていることを実感すること」がどれだけ大切なことかと思います。私はそれを今回一層感じることができました。おかげで幸せをまた更新することができました。
私にはここ10年以上前まで、わからなかった、知らなかった、感じられなかったことで、見れてなかった世界がありました。
自然療法や心理学、芳香療法、周波数療法、カウンセリング、コーチングなど、数々の学びを通して、新たなことを知るたびに世界が開けていく感じがしていたけれど、今回また新たに「自分をさらけ出す」にトライしたことで、自分の心の襞により多く触れることができて、新たな感覚を味わうことができて、新しい世界を感じることができました。今までの学びがあったからこそ、ずっと自分と向き合うことを探究し続けてきたからこそのものを一つの形で表に出すことができたこと、それをたくさんの人に受け止めてもらうことができたからです。
今が苦しいなら、そこから抜け出すことができる。それは、今見てる景色とは違う世界を見ることができるということ。物理的な話に限るのではなく、自分の中にある世界を自分の力で変えることができるよ、ということ。
それを一人でも多くの人に知って欲しいと言う思いから、セラピストをはじめて今に至ります。これからも、この経験を糧にして、アロマと音叉という右腕と共に、粛々と伝える活動に励んでいきたい気持ちが強くなりました。
誰かを応援することで癒されるのは実は自身である、そして、温かく優しいエネルギーは、どちらか誰かだけのものではなく、多くの人に豊かさをもたらしてくれると今回の経験でとても感じました。
自分のリアルサウンドを響かせながら、たくさん心を潤して、たくさん泣いて、自分らしくたくさん笑って過ごしていきましょう。この度はみなさまありがとうございました。引き続きどうぞよろしくお願いします。みんな大好きです。
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アロマ音叉®︎セラピスト 原 麗子
東京都文京区 後楽園駅 春日駅 から 徒歩10分
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