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ハードワーク! ~正しく自分を追い込める人になろう
キングコングの西野さんが語る仕事論。特に若手の方へのメッセージがいつも本当に深く頷かされるもので。
抜きん出たければ、スピードを上げてとにかく量をこなす。そして質の向上に転換していく。そのためにはハードワーク一択。とにかく励む。それだけ。
厳しいように聞こえるかもしれないけど、現実感のある話だなと思う。
少しだけ私の解釈も付け加えると、これは「回転数を上げる」という話。
大切なのは、成功でも失敗でも、とにかく一つの結果を得るまで一旦やりきってみるということ。それも、スピード感をもって。
そして結果を見て行動を振り返り、行動を踏まえて思考を振り返るところまでやってはじめて一回転。
もう一つ大切なのは、行動にあたって意図を持つことと、基本とされる型を無心に繰り返すこと。身体で覚えるまでやり続けること。
同時に、直線的に一つの目的を追いかけるだけでなく、自分のやっていることの意味だとか、その型がなぜそのような行為を要求するのかを立ち止まって考えてみること。隣接領域、周辺領域で語られていることにも目を向けてみること。
自分のものになるまでには、それなりの時間はかかる。人に迷惑をかけることだってたくさんある。
それをしんどいから避けて通りたいとか、タイパが悪いとか思うのは、もちろん個人の自由ではあるのだけれど。
仕事の本質をつかんで自在に応用できる力をつけるために必要な過程と考えられるか。正しく自分を追い込んでハードワークに勤しめるか。それが社会人としての成長を支える重要な要素なのだと思う。若手であっても、ベテランであっても。
※念のため、ここで言うハードワークはむやみに長時間労働することではなく、思考面、対人面、業務推進面で負荷のかかるチャレンジを自分に課すことを指します。とはいえ、新しい立場・領域で仕事をする時期は、ある程度集中的に時間を投下して経験を積むほうが成長は早いと思います。
※ちなみに西野さんのメッセージは音声で聴くこともできます。