コーヒーのある暮らし
僕は毎日コーヒーを飲む。
もともと小さい頃から両親が毎朝2人で飲んでいて、コーヒーはとても身近な存在だった。
両親が毎朝楽しそうにコーヒーを飲んでいるから、次第に興味を持ち始めて、父親に淹れ方を教えて貰った。それから、朝起きてから両親にコーヒーを淹れてあげるのが僕の日課になった。
ただ、当時初めてコーヒーを飲んだ時は「なんでこんな苦いものを大人は飲むんだ?」と不思議で仕方がなかった。
それから自分が飲むことは無かったのだけれど、高校生になって初めてのテスト期間に、僕はコーヒーを飲むようになった。
眠気防止のためだ。
そのテストは高校に入学して初めての定期テストだったが、当時夢だった建築士になるために、少しでもレベルの高い大学へ行けるようにと、僕は目の前の定期テストに向けて猛勉強していた。
塾の友達4人組で「1週間に50時間勉強しよう!」と約束して自習室にこもって勉強し、家に帰っても少し机で軽く勉強していた。
そのなかで、どうしても長時間机に向かっていると眠くなってしまうことに悩んでいた。
そこで現れたのがコーヒー。どうやらカフェインというものが含まれていて、飲むと眠気が取れるらしい。
「これは試してみるしかない!」と思って飲み始めた。
すると、眠気はとれるし集中力は上がるし、温かい飲み物を飲んでゆっくりできるしでいいこと尽くしだった。
最初は苦かったけどすぐに慣れた。
そこから毎朝飲むようになった。
僕が高校生の時にある程度長い時間勉強時間を確保し続けられていたのもコーヒーのお陰かもしれないと思っている。
もう飲み始めて3年は経つが、すっかり日常の中に溶け込んでいる。
基本砂糖やミルクは混ぜずにそのまま飲んでいるので、勝手に大人の仲間入りした気でいる。
もともとは眠気防止のためだけに飲み始めたのだけれど、最近一人暮らしをして自分でコーヒー豆を買うようになってからいろいろな味があることを知った。
酸味が強いものと苦みが強いもので大きく味が二別され、さらに豆の挽き方や淹れ方、まぜるものによって無数の味ができる。
どうやらコーヒーの世界はとても奥が深いようだ。
飲みすぎは体に良くないけれど、適度な量では健康にいいし日中の集中力も上がるからこれからもお世話になっていくだろう。
眠気覚まし用の道具としてだけではなく、毎日の楽しみとしてこれからも味わっていこうと思っている。
小説が完成しました。
プロローグ(冒頭、導入部分)の無料試し読みが出来ますので、こちらの記事をチェックしてください。
小説全体では74,566字になっています。
方々から好評を頂いています、、!
ありがたい、、、、。
Amazonのリンク集です。
Kindle電子版で購入いただくと、これよりかなり安くなります。
「長いのは紙で読みたい」という声がたくさんあったので、ペーパーバック版を作成しました!