「異文化交流の場所」を伝えにいく意義。
――今も変わらず僕がお世話になっているmigiwaやはちとご、木の家ゲストハウスを茨大生に紹介することができたので、それは素直に嬉しいし、僕やもねちゃんが変わることができた「異文化交流の場所」を知ってもらうきっかけをつくれたことは意義のあることだと振り返っているので、引き受けてよかったな
人生は物語。
どうも横山黎です。
作家として本を書いたり、木の家ゲストハウスのマネージャーをしたり、「Dream Dream Dream」という番組でラジオパーソナリティーとして活動したりしています。
今回は「異文化交流の場所を伝えにいく意義。」というテーマで話していこうと思います。
🏨母校の大学で授業をしてきた。
昨日、僕の母校の茨城大学の人文社会学部の「比較文化」の授業に登壇してきました。「ゲストハウスマネージャーが語る『異文化交流の場所』」というテーマで授業をしてきたんです。
はじまりは、シェアベースmigiwaで開かれた「Beの肩書きワークショップ」というイベントでした。シェアベースmigiwaは私設図書館、コワーキングスペース、イベントスペースの機能を兼ね備えた場所で、日々いろんな人が出入りしています。
そこで12月1日に開催されたのが、「Beの肩書きワークショップ」という自分らしい肩書きを探しにいくイベントでした。そのなかで3人1組のグループになって語り合う時間が多かったんですが、そのときに一緒になったうちのひとりが、茨大生のもねちゃんでした。
そのときにもねちゃんについたBeの肩書きが「目立ちたがり屋の夢追い人」であることから分かる通り、とにかく目立ちたい、やりたいことをやっていきたい大学生なんです。
イベントの後、近くのドンキでお昼ご飯を買いにいったんですが、そのときにもねちゃんから、今度茨大の授業に登壇する話を聞いたんです。自分も受講している授業のなかでみんなの前で自分のことを話す機会に恵まれたそう。
ただ、授業の展開の仕方に迷っていたみたいで、そのときに一緒にいたmigiwaの案内人の隼さんが「れいくんにインタビューしてもらう形にすれば?」と提案してくれたんです。
そんなきっかけで進み出した僕らの夢は、2週間後の昨日、ちゃんと現実のものになったのです。ということで、今日は僕らが登壇した授業について話していこうと思います。
🏨テーマ「異文化交流の場所」
今回は「異文化交流」がひとつのキーワードだったこともあり、協議の末、「異文化交流の場所」というテーマを設定しました。それについて、もねちゃんと僕それぞれの視点でトークをし、その後、授業の受講生を含めてディスカッションしていこうという流れに決まりました。
もねちゃんは最近めちゃくちゃmigiwaに来てるんです。特別何か目的があるわけじゃないんだと思います。彼女いわく、「居心地がいい」とのこと。その場の空気が好きで、通い詰めているのです。そのままシェアハウスの住人にもなりそうな勢いです。
migiwaに併設しているのが、シェアハウスはちとご。僕は1年半前にこの場と出逢いました。お世辞抜きで、僕の人生を変えてくれた場所です。
「住み開き」という活動をしているので、はちとごも人の流れがあるんです。特に住み開きの日には住人だけでなく、子どもから大学生、年配の方が行き交う場所になっているんです。そう、そこにもねちゃんは住むことになるかも、とのこと。
そんな現在地に立っているもねちゃんは、「シェアハウス5日住人(仮)が語る『異文化交流の場所』」というテーマで語りにいきました。一方の僕は、それに対応するような形で、「ゲストハウスマネージャーが語る『異文化交流の場所』」というテーマを掲げたのです。
🏨異文化交流の場所を伝えにいく意義
なんやかんやゲストハウスのことを人前(それも30人くらいいたかな)で20分くらいしゃべる機会は初めてだったので、ちゃんとスライドをつくって、ストーリーラインを決めて、どうすれば聴いてくれる人の心を動かしにいけるか考えたものです。
結論からいうと、「悪くはなかったけれど伸びしろはまだまだある」ですかね。
それは、僕の担当部分に関してもそうだし、授業の建付けとしてもそう。個人的にはもう少し議論が活発になると思っていたのだけれど、なかなか場があったまらなかったなあという印象でした。
初めましての人が多かったし、なんでこいつが授業に登壇しているん?という疑問符は絶対にあったはずなので、ちゃんと場をほぐす作業が必要だし、その設計はもっとちゃんと準備するべきだなと思いましたね。
また、場を回す力もまだまだ。議論が活発になる方が絶対にいいし、学びにつながるはずだから、これに関しては僕がもっと打席に立って、磨いていかないとなと思いました。
座席の配置はあれでよかったのか、教授が司会役でよかったのか、授業をする会場はあそこでよかったのか、もねちゃんが発表→僕の発表→ディスカッションという形でよかったのか……議論するべきことはたくさんあります。
教授いわく、受講生たちの授業を受けた感想を送ってくれるそうなので、それを楽しみに待っていようと思います。実際、僕らの思いはどこまで届いたのかなあ、気になりますね。
今夜このあと、昨日のフィードバックをかねてもねちゃんと飲みにいくので、そこでよりよい授業の在り方を追求できたらなと思いました。
いろいろ思うことはあるけれど、今も変わらず僕がお世話になっているmigiwaやはちとご、木の家ゲストハウスを茨大生に紹介することができたので、それは素直に嬉しいし、僕やもねちゃんが変わることができた「異文化交流の場所」を知ってもらうきっかけをつくれたことは意義のあることだと振り返っているので、引き受けてよかったなと思いました。
もし昨日の授業からまた新しい縁が始まって、誰かの人生が夜明けてくれたらいいな。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
20241218 横山黎