脱出ゲームの物語を考える。
――生きやすい空間(家、私設、街)をつくることは今後さらに重要になってくる課題だと思うので、その第一歩として「シェアハウス×脱出ゲーム」を進めていこうと思います。
人生は物語。
どうも横山黎です。
今回は「脱出ゲームの物語を考える。」というテーマで話していこうと思います。
📚脱出ゲームの物語
今度僕は、友達と一緒に脱出ゲームを開催しようと考えています。
脱出ゲームとは、密室に閉じこめられたプレイヤーたちが、部屋のなかにある謎を解き明かしていき、その部屋から脱出を試みる体験型ゲームのことです。10年くらい前に大きな波が来て、今でも人気のエンタメコンテンツです。
で、僕の友達にめちゃくちゃ脱出ゲームにはまっている人(しゅんちゃん)がいて、自分で遊ぶだけじゃ物足りず、運営側にもなりたいという思いが強くなったのです。脱出ゲームをつくるとなったとき、まず必要なのが「物語」で、しゅんちゃんの一番身近にいた「物語をつくる人」が僕だったので、構成作家として僕に白羽の矢が立ったというわけです。
ちょっと前から打ち合わせをしていて、僕の作品をベースにした物語にすることになりました。クリスマス頃に開催したいねという話になり、7月までにある程度の物語を準備しておきたいということになりました。
その共有が今日の夜(これから)なんですが詰めきれていません(笑) かつ、方向性を変えたい欲が出てきてしまいました。
#おい
今日まだnoteを書いていなかったので、今僕がぼんやり考えていることをつらつら書いていこうと思います。物語の筋ができたら万々歳という希望的観測で綴っていきますね。
📚創作メモ
「シェアハウスからの脱出(仮)」
※意図としては、「シェアハウスへの脱出」の方が近い。
◯思い
・元々僕の今つくっている『君はマスクを取らない』というエモい青春純愛物語をベースにした脱出ゲームにしようとしていたけど、今の僕のベクトルが違う作品に向いている。
・それはシェアハウスの物語。
・僕が最近お邪魔している住み開きシェアハウス「はちとご」を舞台にした物語をつくろうと思っていて、それをベースにした脱出ゲームの方が今の気分的に全力になれる。
・今度「はちとご」が契約満了でお引越しをする。それを盛り上げるためにシェアハウスの物語を書いて本にしようと思ったように、脱出ゲームもシャアハウスを舞台にしたら盛り上げられるし、認知を広めることにもつながる。
◯要素
1、シェアハウス
・部屋、住人が複数
・コミュニティ
・リビング
・普通の家の要素も備え持ってる
・「はちとご」に寄せるなら、「本棚(私設図書館)」、「住み開き」なども
2、クリスマス
・サンタさん
・クリスマスツリー
・プレゼント
・冬
・雪
◯舞台
・部屋を分けて、それぞれの部屋の中で謎を解いていく。で、全部解いて、みんなで合流して、リビングで最後の謎を解く流れがいいかんじ。
・会場がどこになるか分からないけど、本物の部屋じゃなくても、パネルで壁をつくって空間を区切るだけでもよさそう。世界観を固めたいならシャアハウスでやるべき。
◯メッセージ
「個室」→「リビング」の流れが、メッセージになる。つまり、ひとりよりも誰かと助け合って協力して問題を解決していくことが大切であると伝えられる。
脱出ゲーム
・複数人で協力して謎を解いていく
シェアハウス
・複数人で協力して暮らしを営む。
→そもそも相性がいい!
◯物語
1、住人のひとりがいなくなってしまったパターン。物語の流れ次第ではエモくなりそう。クリスマスの日に突如行方が分からなくなってしまった同居人……的な。
2、住人たちと仲違いをしてしまい、個室にこもるようになっていた「参加者」が、みんなで協力して問題を解決していくことを通じて、住人たちとのこれまでの日々を振り返り、共に生きていくことの大切さに気付き直す物語。
住人たちが仲違いをしてしまった。
→個室にこもるようになり、リビングでからむことが皆無になっていた
→このままではクリスマスの日をみんなで過ごせなくなってしまう。
→オーナーがみんなで仲良くなるための企画を施す。
→住人たちが協力して謎解き
→リビングで最後の謎解き
→プレゼント(メッセージ)を受け取り、解決。
3、シェアハウス初心者の「参加者」が、住人たちと協力して問題を解決していくことで、誰かと生活を共にするシェアハウスの魅力を知ると共に、ひとりではなく誰かと手を取り合って生きていく大切さを知る物語。
「参加者」がシェアハウスに馴染んでいない、心を開ききれていない
→オーナー含む住人たちでクリスマスの日に企画を施す。
→みんなで謎解き
※他の住人達はサクラ? あるいはオーナーの意図は知りつつ謎解きを楽しんでいる感じ?
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個室
・本棚
・机
・椅子
・クローゼット
等
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個室の扉を開けるための謎解き
↓
リビングへの扉の鍵を開けるための謎解き
↓
リビングで最後の謎解き
◯その他思ったこと
・12月開催だけど、ひっこしのタイミングにあわせて10月の半ばの契約終了間近に開催できれば今の物件のなかを使ってできるかも。
・正直、シェアハウスに興味を持つ人が多く見込めないから、プロジェクト名は変えた方がいいかも。あるいは、はちとご界隈に宣伝する理由があるし、宣伝することで最低限の集客は見込めるので、ターゲットをそっちにする。
→そしたら、大学周りでやる必要もなくなるから、会場を、はちとごの移転先の近くにある「木の家ゲストハウス」とか「The Favorite」にしてもいい。
・はちとごのクラファンにからめられたら予約販売できるから事前に予算を集められる、かつ認知を広められる。
・僕のつくるシャアハウスの物語「はちとご(仮)」を売る際に、帯やカバー、あるいは最後の方のページにQRコードを添えて宣伝する。
・将来的に、空き家をリノベーションして、シェアハウス謎解きできたら面白そう。謎解きシェアハウスつくったら面白そう。会場としても使えて、謎解き好きが集まる場所。
📚小説×脱出ゲーム×地域創生
ざっと1時間半くらいかけて構想してみましたが、なかなか面白そうな未来が待っていそうです。
考えていくなかで興奮したのが、シェアハウスと脱出ゲームの取り合わせがかなり良いってこと。さっきも書きましたが、「誰かと協力して問題を解決していく」という両者の本質が重なっているんですよね。このふたつの掛け算には大きな可能性がありそう!という予感が芽生えました。
現に、短時間ではありますが、構想がここまでの広がりを見せました。これからの時代の生き方にも通じる姿勢でもあるので、エンタメの側面だけに魅力があるわけではありません。今こそやるべきプロジェクトといえます。
ちらっと書きましたが、ゆくゆくは空き家をリノベーションして、謎解きシェアハウスをつくれたら最高じゃんと思いました。
最近、場づくりとかコミュニティに対する興味が膨らんできたし、知り合いから不動産の話もちょこちょこ聞いているので、考える方向がそちらになりがちなんですが、生きやすい空間(家、私設、街)をつくることは今後さらに重要になってくる課題だと思うので、その第一歩として「シェアハウス×脱出ゲーム」を進めていこうと思います。
さて、これからしゅんちゃんに会いにいってきます。このnoteの記事を片手に語りにいきます。どうやら熱い夜になりそうです。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
20230730 横山黎