小学生でも分かるスライドづくり。
ーーイベント当日、案の定、小学生が来てくれたんですが、僕の話にうんうんと頷いてくれたし、小難しい話が一段落したとき、「なるほど!」と口に出してくれたんです。
人生は物語。
どうも横山黎です。
大学生作家として本を書いたり、本を届けたり、本を届けるためにイベントを開催したりしています。
今回は「小学生でも分かるスライドづくり」というテーマで話していこうと思います。
📚小学生から80代まで
先日、「BOOK TALK LIVE "桃太郎"」というイベントを開催しました。卒業研究のテーマに「桃太郎」を掲げた僕が、その秘密や歴史を1時間かけて物語にいったんです。
桃から生まれない桃太郎、柿太郎の話、鬼に育てられた桃太郎などのエピソードを引き合いに出しながら、今求められている物語についても迫りました。
「いつか絵本『桃太郎』をつくりたい」
そんな夢を大々的に宣言して、「BOOK TALK LIVE "桃太郎"」のステージに幕を下ろしたんです。
お客さんは全部で47人集めることができたんですが、下は小学生から上は80代まで幅広い世代の人たちが集まりました。
僕はお客さんに参加申し込みフォームを送信してもらうようにお願いしていて、そこでいろんな情報を得ていたんですが、あるとき「中学生以下」と回答したお客さんがいて、もしかしたら小学生が来るかもしれないと思ったんです。
それに気づいて、僕は当日使う自分のスライドを見直すことにしたんです。
「小学生でも分かるようにしないと」
📚小学生でも分かるように
対象年齢を設けていなかったし、万人に受けるようなイベントにしようと思い、「BOOK TALK LIVE "桃太郎"」を企画して運営していったので、小学生のお客さんが来ることは望ましいわけですが、しかしいざ本当に来るとなると、中身もより分かりやすく、理解に容易いものにしないといけなかったわけです。
誰もが知るような「桃太郎」がテーマなわけですが、イベントで話した内容は少しアカデミックなもので、日本史や国語学にまで及んだので、それを噛み砕く必要があったのです。
「明治時代の日本は近代国家形成を目指していて、そのために教育に注力したので......」なんて説明をしても伝わらないし、スライドにそういった単語が並んでいても理解しにくい。絶対に小学生は理解できないと恐れて、僕はスライドを見つめ直すことにしたんです。
結果、スライドは「強い国をつくる!」「教育がんばる!」になりましたし、それを踏まえて噛み砕いた説明を心がけました。
イベント当日、案の定、小学生が来てくれたんですが、僕の話にうんうんと頷いてくれたし、小難しい話が一段落したとき、「なるほど!」と口に出してくれたんです。
小学生でも分かるスライドをつくること、説明をすることができたというわけです。
📚難しいことを簡単に
僕の個人的な感想ではありますが、「本当に賢い人」とは、「難しいことを簡単に説明することができる人」のことだと思っていて、僕もそうなりたいという憧れがあります。だからこそ、プレゼンするときも、スライドをつくるときも、どれだけ簡単に伝えられるかという課題と向き合っているわけです。
今回、僕のプレゼンを聴いて、小学生が「なるほど」と言ってくれたのは大きな成果だと思っています。
小学生が分かるということは、もちろん大人たちにも分かりやすく伝わっているということで、あの会場にいた人全員に、僕のメッセージを伝えられたんじゃないかなと自負しています。
もはや小学生がお客さんにいたことは感謝でしかなくて、そのおかげで「小学生でも分かるプレゼンにしよう」という意識が強くなりました。
もちろん、場合によっては、横文字使ったり、難しい言葉を使う必要があるのかもしれないけれど、マスに向けたプレゼンをする際は「小学生でも分かるかどうか」を基準に準備していくといいかもねという話でした。最後まで読んでくださりありがとうございました。
20240306 横山黎
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