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3週間のカレー耐久レース

ナマステ!
昼更新になってしまった。夜もう一本投稿しやす。昨日はレコーディング終わりに1人ラーメンからのスタバとハイカロリー過ぎるデブまっしぐらな生活を送っておりました。

本日は
「3週間のカレー耐久レース」

人間の習慣とは恐ろしいもので、その最たる例が「食」だと思い知らされた出来事が25歳の時にあった。

ちなみに僕は7月13日に日本からネパールへ移住する。次に帰ってくるのは11月で、その時も1ヶ月ほどしか日本に滞在しない。何年この生活になるかわからないが、基本的にはネパールに軸足を置く生活になる。

だからと言い聞かせ、甘々な生活を送っている。これには訳があるのだが。とにかく、日本食が当分食べられないので、好きなものを好きなだけ食べている。ラーメン、寿司、焼肉。

ネパールでは食べられないものを中心に、これでもかというほど食べている。おかげで体重は人生で一番重たい。だが、なぜか顔に肉がつかず、そして着痩せすることからあまり太っているようにみられていないが、正直人様に見せられるような体型ではない。

と、これほどまでに「食」に拘っているのは、ネパールでの甘さ2割、辛さ8割の経験をしたからだ。タイトルにもある通り、僕は生まれて初めて「カレーを3週間毎日食べる」という経験をした。

ネパールは主食がカレーだ。基本的に夜は毎日カレーなのだ。ここでわかってほしいのは、もちろん日本のカレーではなくネパールカレーを食べていたということ。あともう一つわかってほしいことは、日本にあるインド・ネパールカレーのようなカレーではない。

本場のネパールカレーである。日本にあるインド・ネパールカレーは本場のカレーとは程遠いのだ。というのも、日本にあるカレー屋は、日本人好みに味を改良しており、かなり食べやすい。本場のカレーはもっと辛く、そして味が薄いのだ。

25歳で親友とネパールに1年間住んだ。最初の3週間は家がなかったので、父親の実家にお世話になった。大好きなじいちゃんとばあちゃんが住んでいる家だ。

もちろん、毎日カレーだ。最初の1週間は美味しくカレーを食べられた。ネパールでは基本的におかわりをするのは礼儀なので、僕らは勇猛果敢におかわり攻めをばあちゃんに披露。

ばあちゃんは世界一可愛い笑顔で、どんどんカレーをよそってくれた。それが2週間目に突入すると異変が。

美味しいはずのネパールカレーがだんだんと喉を通らなくなる。そりゃあたりまえだ。カレーを毎日食べる習慣は僕らにはない。最初こそ元気よく「おかわり!」なんて息巻いていたのに、今では皿のカレーを全て平らげることができるかという不安との戦いになっていた。

そして3週間目、悲劇が訪れる。マジで喉を通らない。本当にばあちゃんには申し訳なかったのだが、体が受け付けないのだ。美味しいはずのカレーが嫌いになりそうだった。

こりゃいかん、と流石に親友共々お手上げ状態だったので、その辺りからレストランでも食事をするように。数少ない日本食を僕らは血眼になって探した。3週間ぶりにネパールで食べた日本食はお世辞にも完璧とは言えないが、日本食に変わりはなかった。

食べた瞬間涙がこぼれそうになった。(笑)
これほどまでに人間の「食」に対する習慣は根深いのかとその時初めて肌で感じたのである。それ以降は、自分達が日本居酒屋を経営していたこともあり、食には困らなくなったが、それでもネパールでは食べられないものがたくさんある。

宗教的に牛肉はダメだし、豚もほとんど食べない。刺身なんてもってのほかだし、ラーメンもない。

だからこそ僕は、出国までのあと1週間、日本の美味しいものを食べ尽くすと心に決めているのだ。フェリベトウンラ!

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