ジョブボン、ご存知ですか?
こんにちは!
金沢QOL支援センター株式会社の塩浦です。
突然ですが皆さん!!
「ジョブボン」、ご存知ですか?📚
知っている人には「あー、あれね!」となるかもしれないですし、もしかしたら多くの人にとっては「ジョブボン?」となるかもしれません。
実は金沢QOL支援センターが展開する就労継続支援B型事業所「リハスワーク」では以前より一般社団法人ワーキングバリアフリー様との業務提携により、役目を終えた本を回収し、ネット通販を通じて、再び必要な方のお手元に届ける「ジョブボン(Job+本)」(https://www.jobbon.net/)を手掛けることで、本のリユースと多様な障がい者の雇用ニーズに応える事業を開始しました。
ジョブボンの仕組み
役目の終わった本が様々な地域の場所に設置されたブックポスト、またはジョブボンプロジェクトまで郵送されて回収されます。
回収された本の仕分けや発送は障害者就労施設等で行います。ネット通販により全国に届けられます。
リハスワークでの業務内容
リハスワークではブックポストの設置(地元企業様)や地域の方に周知し、本の収集をしています。
ジョブボン導入によるメリット
①障がいの程度に応じた作業の提供
ジョブボンは生産工程が多くあるため、他の請負業務よりも、障がいの程度を問わず「生産活動」に関わることのできる人が多くなります。
②コミュニケーションが増加
今まではそれぞれの方がそれぞれ別の作業を実施していたため、コミュニケーションが生まれづらく静かな事業所でした。
しかし、ジョブボンが導入され、同じ生産活動に携わる中で、作業を教えあったりと協力関係が生まれています。
③モチベーションの向上
障がいのある方々が強みを補完しあいながら作業する場面も増えました。注文数も数字として表れるため、達成感が感じられモチベーションの維持にも貢献しています。
数値的実績(ジョブボン全体)
今後の展開と私たちの想い
地元企業へのブックポストの設置など、ジョブボンを通して地域とのつながりも出てきています。
いらなくなった本がただ捨てられるのではなく、障がいを持った方の仕事になり、さらに必要な方に届く。
SDGsの目標12にもある「つくる責任つかう責任」にも貢献していると思います。ジョブボンを通して地域とのつながりを強め、「福祉が地域を支える社会の実現」に向けて邁進していく所存です。