マガジンのカバー画像

雑記林

37
鬱蒼と生い茂る雑記の林。徒然なるままに形成された記憶と記録の生態系。
運営しているクリエイター

#星の王子さま

【読書感想文的エッセイ】あの地平線輝くのは10

 最後に『星の王子さま』といえばこれだろうという話をして終わろうと思う。砂漠の話だ。王子…

3

【読書感想文的エッセイ】あの地平線輝くのは9

 これまで、ぼくは『星の王子さま』のキャラクターの個性を自分なりのやり方で深堀りしてきた…

8

【読書感想文的エッセイ】あの地平線輝くのは8

    次の星には地理学者がいた。彼は大きな本を広げて読んでいた。彼は他の星については詳し…

14

【読書感想文的エッセイ】あの地平線輝くのは7

 次の星には点灯人がいた。この星は非常に小さく、一日が一分しかない。だから点灯人は一分ご…

6

【読書感想文的エッセイ】あの地平線輝くのは6

 次の星には実業家がいた。彼はひたすら何かを数えている。王子さまがしつこく質問を続けると…

8

【読書感想文的エッセイ】あの地平線輝くのは5

 次の星には酒飲みがいた。このシーンは他の星のシーンと比べ、とても短い。滞在時間にして5…

7

【読書感想文的エッセイ】あの地平線輝くのは4

 次の星には自惚れ男がいた。彼は王子さまが来るやいなや、さあ、わたしを褒めろと言って、王子さまに拍手をさせる。自惚れには、良い自惚れと悪い自惚れがあるように思うのだが、残念ながら、今のわたしにはそれを語るほどの言葉を持ち合わせていない。これは自己評価の問題だ。  「他人が自分をどう評価するか」ではなく、「自分が自分をどう評価するか」という問題はかなり複雑だ。例えば、周りの人から「あなたは充分に努力している」という評価をもらったとしよう。でも、自分は「いや、こんなものはまだ努力

【読書感想文的エッセイ】あの地平線輝くのは3

 ここからは、しばらくの間『星の王子さま』に登場する個性豊かなキャラクターたちと対話をし…

5

【読書感想文的エッセイ】あの地平線輝くのは2

  いわゆる自粛期間中、自分の部屋にぽつんといることが、たった独りで砂漠にいるように思え…

5

【読書感想文的エッセイ】あの地平線輝くのは1

 初めて『星の王子さま』を読んだのはいつだったろうか。多分、小学二年生。いや、五年生だっ…

9