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自然から得られるもの~創作へ活かす抽象的イメージメソッド~
今日は天気も体調も良かったので、しばらくぶりに少し遠くまで外出をしてきました。
外出先は山と海、自然からはいつも生きるためのエネルギーと創作意欲を受け取れます。
本記事ではお出かけ先の写真も貼りつつ、そういった自然から受け取ることができるものに関して書いていきます。
興味ある方、ぜひお付き合いください🗻🌊
◎自然から得られること
1.山は一番天国に近い
世の中の人間は概ね海派か山派に分かれるとも聞きますが、自分はどちらかと言えば山派です。
元来高所恐怖症でありますので、1,000m越えの山を車で走っている時には、下を見られないほど怖くて仕方がありません。
それでも山が好きな理由は、現実的に行くことができる範囲の場所の中で”一番空が近い”からです。
自分は、空を眺めていると自分の個がその中に溶けていくような感覚となり、不思議と心を静めることができます。今回の久方ぶりの遠出の中であえて山を目指したのは、その空が一番近くで感じられる・そして一時的にでも世間から離れられる、といった理由が大きいです。
スピリチュアルなことをいうつもりはありませんが、山の頂上付近ともなると自然の雄々しさ・神々しさを直に感じられ、自然と一体になることで自分の生を実感することもできます。
山だけに限ったことではありませんが、そうやって自然から得られる生命力とも言えるものが、人がその人らしく生きるために案外と重要なものなのではないか、と私は考えます。
自分は比較的無神論者ですが、それでも山から見上げる空には神聖さを感じずにはいられなず、そこからくるインスピレーションが脳から滲み出してくるのです。
創作活動に踏み切りたい今、多分それは悪いことではなくむしろ必要なことである、と思えます。
以上が、自分が山から感じることです。
2.海には命が熔けている
前項で自分は山派であると語りましたが、そもそも空が一番好きなので、海辺から見る青空や夕日は、山から見上げる空に比肩しうるくらい好きです。
海派に振り切れない理由は、単純に私が泳げない(カナヅチ)だからかもしれませんね。
水平線の向こうの空だけでなく、海そのものを眺めていて感じるのは、命の始まりでありある意味の終わりの場所とも言えるような、雄大さです。
海は雄大だなというと陳腐なセリフのように思えてしまいますが、確かに自分は海から命そのものとも言えるようなイメージを感じるのです。
海からは映像の面だけではなく、海風の心地よさ・波の荒々しさ・爽快な潮の香り、どれをとっても素晴らしいものであり、その全てに少しずつ混じる生命の気配と言えるようなものを体中で感じることができます。
自分がアファンタジアである関係上、景色を見てもほとんど脳内映像には残らないのですが、それでも景色を見たときの感情や感動の記憶とイメージ・視覚以外の五感で感じた感覚は残ります。
山からは神聖さと自然との一体感を、海からはその雄大さと命を、それぞれ強烈なインスピレーションとして記憶することとなりますので、私が自然を好きだと思う理由も概ねそこに帰結をしてきます。
以上が、自分が海から感じることです。
3.自然から得たものをどう活かすか
自然から得たエネルギーを何に活かすかというのは個々によって変わってくる部分かと思いますが、私の場合は生きるための燃料にするのはもちろんのこと、創作のためのインプット・イマジネーションとして活用していきたいと考えています。
自分が独学で描いている抽象画は、ただ何も考えずに適当な線を重ねているわけではなく、その時感じている映像化されない抽象的イメージ(言語・非言語問わず)を線や色として出力をしているものです。
抽象的ゆえに時にはネタ切れと言いますか、インプット不足でアウトプットが困難になる場合があります。
そうしたときにどうやってインプットを増やす方法が概ね3つで、
まずは、
①日常生活においての言葉にできない感情の蓄積
②芸術作品や娯楽作品、文芸作品などからの言語・非言語的なイメージ収集
そして、
③自然や歴史的建造物から全身でインスピレーションを得て、抽象的イメージを膨らませる
という方法です。
①と②に関しては日常生活や趣味の範疇で行うようなことも含みます。しかしそれゆえに、それらでもインプットが追い付かない状況になった際に手詰まりとなり、自分を精神的に追い詰めることに繋がります。
なので本当に詰まった時は③を選択し、大自然という人間でも計り知れない壮大な存在から、イメージの補給を行います。
そうして得たものは、必ずしも自然そのものを描かない場合でも、線や点・色の選択などの感覚的な部分において、無意識のうちに糧として活かされていきます・
自分の短い絵画歴(実質2年未満)であまり大きなことは語れませんが、スケールの大きいものにふれた際の、処理しきれない抽象的イメージの情報量というものは、普段の生活の中では得難いものであると考えます。
4.人間は自然の一部であるともいえるし、そうでもないともいえる
人間も大自然の一部である、というのはよく耳にする言葉でもありますが、実際は多くの部分に関してはそうであっても、必ずしもそうとは言い切れない部分もあると思います。
それは物理的なことではなく、人間自身が自然の一部であることを忘れた場合、自意識がそれを認められない、といった理由からです。
人間は結局自分が観測している事象からしか自己を認識することができないというのが私の持論でして、それは自己版のシュレディンガーの猫理論にも近い考えかと思います。
発展した現代社会の中だと、人間は膨大な情報の中に自我を埋めていってしまう、ということもあるかもしれません。そこまで自己が埋没してしまった際に、人間と自然がどうのこうのといった内容は中々考えることができなくなっていくのかもしれません。
だからこそ、インスピレーションやエネルギーを求める際に自然そのものを全身で感じるということは有効な手段となりうるのだと思いますし、それが有効なのはそれだけ人間社会が自然から乖離していった証左なのかなと考えると、気の遠くなるようなそれでいて悲しいような複雑な気分になりますね。
ただ結論として言いたいのは、そうして自然から得たものは絵に限らず自己表現のための栄養として必ず活かせるものですし、絵に関して言えばそうしたインプットの量と質がキャンバスにも投影されていくと考えます。
ゆえに、社会の中や私生活でのインプットの積み重ねも大事ですが、時々でいいので自然からも学ぼうとする姿勢を持てれば、案外と人生は実りのあるものに変わってくれるのかもしれません。
★最後に
ここまで本記事にお付き合いくださりありがとうございました。
毎度回りくどい表現にはなってしまいますが、社会の荒波に揉まれて疲れてしまった時や時運がわからなくなってしまった時など、自然から得られるものも沢山あるんだよ、ということをお伝えしたかったのです。
皆様にも、そういった人生が少し楽しくなるインスピレーションをくれる何かが、齎されることを願って、記事を終わりにします。
📸実際の風景写真📸
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