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「人は正論では動かない」という真実 ~本当に欲しいものを手に入れるために必要なこと~

今回の記事ののテーマは、タイトルが結論なんですけど、「正論だけでは人は動かない」。本当にね、人は動かないなってことをつくづく感じます。

なぜそう感じたかというと、僕は職業柄、「痩せたい」「花粉症を治したい」「腰痛を治したい」って相談をよく受けるんですよ。

で、相談されたからには、「こうしたらいいですよ」「僕は〇〇して治しましたよ」って話をしたり、やり方を提案しても、”結局誰もやらない”んですよね。

「聞いてくるくせに、なんでやらないんだろう?」という素朴な疑問を、自分なりに考えてみまました。

一応、現時点での”結論”が出たので、僕の『花粉症エピソード』と合わせて、ここで言語化してみようと思います。


かつての花粉症人生と、劇的な変化

僕は、もともと中学2年生ぐらいから花粉症を発症して、すっごいひどかったんですよ。もう本当に授業中とか、自分の家から持ってきたティッシュを1箱机に置いて、それで鼻水拭きながら授業を受けるという感じでしたし、大人になってからも本当にこの時期は、ティッシュを丸めて鼻に突っ込んで仕事をするみたいな感じだったんです。

それが、治ったんです。

こういう話をすると、「どうやって治したんですか?」みたいな感じで聞かれるんです。

「いや、実は僕、こうこうこうでですね……」って話で、1ヶ月間、固形物断食をしたんです。本当に固形物断食っていう形で、固形物は全く食べずに、水とプロテインだけで1ヶ月間過ごすっていうことをやりました。

腸内環境改善で花粉症克服!

なんでそんなことをやったかっていうと、腸内環境を整えたら、花粉症、アレルギー、アトピー、他の体の不調とかも治りやすい。っていう「腸内フローラを整えよう」本気で実践したんです。

僕が実践したのが4年前、5年前ぐらいなんで、大体それぐらいの時期がすごく流行ったと思うんですけど、その腸内フローラの話を聞いて、なおかつ栄養学の話とか、内臓の勉強のをたくさんして、「腸内環境を整えたら確かに体良くなるじゃん!」って自分の中で腑に落ちて、「じゃあ、自分の今のこの花粉症を治してやろう!」っていうので、1ヶ月間固形物断食して、それでめちゃくちゃ調子良くなったんですよ。

なおかつ、この「調子良くなったよ!」っていう状態を定着させるっていう意味でも、そこからさらにプラス11ヶ月、オートファジーって言って、16時間断食をするっていうことをやりました。

16時間、基本的には何も食べない(水とかそういうものは飲みますけど)、1日1食生活みたいなことを1年間続けて、もうそれで完全に花粉症治っちゃったんですよ!

もうそれは4年前の話なんで、今でも全然症状出ないし、僕もともとアトピー持ちだったんですけど、アトピーとかも全然出なくなって、すごい体の調子いいですよ。

春に花粉がすごい飛んでる時期でも、「マスクなくても全然辛くないです!」っていう状態になったっていう話を患者さんにするんですよね。

患者さん、みんな確かにびっくりするんですけど、みんな知ってるんですよ。「腸内環境を整えたら花粉症が良くなる」っていう情報はもうすでに皆さん知ってるんですよね。

それこそ「じゃあなんで腸内環境が悪くなるのか?」って話でいうと、お菓子の食べすぎとか、砂糖の取りすぎだとか、あとは小麦粉ばっかり食べてるとか、そういう食物繊維が少ないとか、運動が少なくて便秘気味だとか、いろんな話が出てくるわけですけど、みんなそれ全部知ってるんですよ。

もう散々テレビでも言われてるし、雑誌でも取り上げられてるし、ネットで引けば、Googleで検索すればいくらでもそういう情報出てくるじゃないですか。みんな知ってるんですよ。

「腸内環境を整えれば良くなる」っていうことは知ってるし、「どうやったら腸内環境が悪くなるか」っていうことをみんな知ってるんですよね。

でも、それやれないんですよ”それやらずに”みんな薬に頼ってるっていうのが現状なわけですよ。

正論では人は動かない、これが人間の心理

これが結局本質的な部分じゃないかなと思うんですけど、人間っていうのは正論では動かない。もしくは正論では動けない。

頭でわかっててもできないんですよね。みんながみんな合理的に判断できて、「こっちの方がいいじゃん」って、感情を全部抜きにして、そのまま動ける人ってやっぱりかなり稀だと思います。

それこそダイエットとかすごく分かりやすいですけど、ご飯食べなきゃ痩せるんですよ。カロリーを摂取しなきゃ痩せるんですよ。当たり前の話じゃないですか。

自分の基礎消費カロリーよりも少ない摂取量のカロリーに抑えてあげれば、その差分でどんどん痩せていくんですよ。

単純な算数なわけじゃないですか。小学生でもできるような算数でどうやって痩せるかっていうのは答えが出てるんですけど、やれないんですよね

これも結局「正論では人は動けない」っていうところの人間の心理だと僕は思ってます。

やっぱり人は感情によって物事は判断するんだろうなって思いますし、その感情が邪魔をして、本当に欲しい成果が手に入らないっていうことは往々にしてあるんだろうなってことを改めて感じますね。

感情に流されず、合理的に判断する

まあ、もちろん僕も人間なので感情的に判断したりとか、自分でもやめられないものとかもたくさんあります。

けど、やっぱり本当に手に入れたいものがあるのであれば、そこは感情を抜きにして、合理的に、一番最短で確実に手に入る方法を選択するっていうことができるようにならないといけないなと思ってます。

まとめ

人間って感情の生き物なので、正論では動かないですよ。

それこそ僕自身にも当てはまるし、僕の妻にも当てはまるし、僕の患者さんにも当てはまるし、これは本当に当たり前の話ではあるんですけど、忘れちゃいけないなということを今日改めて思いました。


でわでわ、次回の記事で!

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奥村 龍晃@AI整体師
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