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「食」べる力を「育」む本

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「食べる」≒「生きる」。「生きる」力を身につけるために、子だけでなく親も「食べる」力を身につけたい。
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記事一覧

『しろくまちゃんのほっとけーき』わかやまけん



ママと一緒にホットケーキをつくるしろくまちゃんのお話です。料理に使う調理器具と材料を揃え、決まった手順でホットケーキをつくるしろくまちゃん。
料理をすると失敗することもあるし、失敗しないために手伝ってもらうことも必要です。この本に描かれているのは、子どもが料理をするときに必要な考え方。つくるを疑似体験しながら、子どもの「料理をしてみたい!」と思う気持ちをふくらませてくれる本です。
そして私が何

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『おおきくなるっていうことは』中川ひろたか、村上康成



「おおきくなるっていうことは○○○ってこと」
と、大きくなるとできるようになることがいくつも書かれている絵本。
4~5歳の子向けのような内容ですが、背伸びをしたい盛りの3歳児もぴったりハマりました。
「書いてあることができたらお姉ちゃんになれる!」と思っているようで、いろいろがんばっています。できるようになったことも増えてきました。

最近は、内容を親の都合に置き換えて
「おおきくなるっていう

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『からだのひみつ(学研まんが ひみつシリーズ)』横田弘行、藤木輝美



幼少期の私にかなり影響を与えてくれた本です。私が栄養に興味をもったのは、この本のおかげ。数年前、ふと思い出して読みふけっていた版のものを探しましたが探し出せず、この新訂版を購入しました(表紙は違うけど中身はおそらく同じ)。内容は漫画で子どもにもわかりやすく、かつ体のはたらきに興味をもつように描かれています。消化の仕組みについてはすっきりと描かれているので、これをまず読めば「栄養」のことが理解し

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『はらぺこあおむし』エリック・カール



言わずと知れた有名絵本。自分が子どものころにも読んだ記憶があるし、子どもにも迷わず購入した絵本です。
ときどき絵本によっては「これ悪影響じゃない?」と思える食生活が紹介されていますが、この絵本は私的にはなかなか「よい流れ!」と感じました。そう感じたのは、空腹をまぎらわすためにいろいろ食べて、お菓子をどっさり食べたらお腹が痛くなって……でも葉っぱ(野菜?)を食べたらお腹の調子がよくなるという場面

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『講談社の動く図鑑 MOVE 植物』



3歳のクリスマスにばぁばからもらったプレゼント。
本屋さんに並んでいる数種類の図鑑の中身を全部見比べて選びました。選んだポイントは科目ではなく季節やシーンで植物が紹介されているところ。関わりの深い虫なども一緒に紹介されているのもよいと思いました。
青森だと若干季節がずれるところはあるけれど、3歳児がみるのであれば正式に分類されたものよりも子ども目線に近いもののほうがよいだろうと判断。買ってみて

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『うちの子どうして食べてくれないの? 授乳から幼児食まで…親子関係のバイブル 』カルロス・ゴンサレス



まさに「どうして食べてくれないの!!!」と悩んでいるときに出会った本。
離乳食をはじめてもおかゆすら食べず、離乳食初期からふつうに炊いたご飯+のりを食べていた娘。それ以外の食べ物はほとんど口に入れることすらなく、栄養学の教科書や育児書とは程遠い日々を過ごしていました。
この本に書かれているのは“食べない理由”。体に必要な栄養素を優先的に摂取するのは仕方がないことという内容に納得し、焦りが解消さ

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