ハメ手(奇手)解説
「近代将棋」昭和45年新年特大号から『改定 将棋太平記』倉島竹二郎の連載が開始されている。
この作品、本で読んだ記憶はあるのだが、かなり昔のことであり内容からストーリーからまるで忘れていたが、改めて読み直すと結構面白い。
第一回は主人公の太郎松が強敵相手にほとほと負けを覚悟しかけたとき、はめ手を行なうというものである。
物語の結末は本作を読んでいただくとして、面白いのは小説が終わった後、次ページで内藤國雄八段が太郎松のハメ手(奇手)を丁寧に説明してくれているところ。
ちなみに、日東出版社から昭和24年に初版が出た『将棋太平記』倉島竹二郎は古書価がすごいことになっているみたいなのでどこかで安く見つけられた人はラッキーです。