指定校推薦の光と影
こんにちは
yusukeです。
指定校推薦の枠を勝ち取った高3生の皆さん
おめでとうございます!!
これから試験や面接はあると思いますが
校内選考さえ通れば落ちることはないので
気張らずに準備を進めていきましょう!!
さて、そんな指定校推薦ですが
卒業まで残りの学校生活を謳歌できる
光の側面がある一方
照らされる光によって生み出される
影の側面もあるということを
親子共々認識しておかなければいけません。
今回は特に
お世辞にもレベルが高いとは言えない高校に通っている学生
または、自身の学力に見合っていないレベルの大学に合格した学生
そしてその保護者に向けてのお話となります。
指定校推薦合格がもたらす影
指定校推薦は大学側からの条件を校内で満たしてさえいれば
あとは他の志望者がいない、または自分の成績の方が高い場合に
校内での推薦枠を勝ち取れるので
入学時からおよそ2年半くらい頑張れれば
志望大学(その推薦枠があれば)に受験なしで合格できます。
一般受験生からしたらまさに夢のような話ですが
推薦組は枠を勝ち取るまでの過程を頑張ったので
妬まれる筋合いはないでしょう。
ただ、この指定校推薦というシステムに問題があるということは
文系・理系それぞれ知っておかなければいけません。
私立文系の場合
偏差値50前後の高校に通うAさんが
指定校推薦で明治大学 商学部に合格したとしましょう。
とても喜ばしいことではありますが
と、影の側面が浮上します。
影① 学校の成績と学力は比例していない
学校の成績が高ければもちろん指定校は取れます
今回の例でいくともし仮にAさんの内申点が4.8だったとすると
ものすごく頭がいいように思えますが
このAさんが通う偏差値50前後の高校で取れる内申4.8と
例えば、偏差値70くらいの進学校に通うBさんが同じく内申4.8を取った場合
この2者の学力は同等と言えるでしょうか?
残念ですが、Bさんの方がはるかに学力は高いと思われます。
そして本来の力で明治大学に合格できるのも
おそらくBさんの方でしょう。
決してAさんが悪いわけではありませんが
明治大学に行けるだけの力を持っていない状態で
合格してしまったというのが指定校推薦なんです。
影② 入学前にさらに頭が悪くなる
推薦のためにある程度勉強していた人でも
正式に合格してから入学までの期間
もし微塵も勉強しなかったとしたら
圧倒的スピードで頭が悪くなります。
先程の例に挙げたAさんのように
本来必要とされる学力もない状態で合格し
そこから浮かれて勉強もせずに
残りの学校生活をルンルンで過ごしていると
おそらく入学前には目も当てられない…
そんな学力になっているでしょう。
大学側が求めている力に対応できないと
留年・退学は普通に起こり得るので気をつけてください。
私立理系の場合も書こうと思いましたが
長くなりそうなのでまた次回に…
いずれにしても指定校推薦はゴールではありません。
むしろココから決められたものではなく
自分自身が必要とする知識やスキルを身につけるために
先の見えない勉強ライフが始まっていくということを
ぜひ知っておいてもらえればと思います。
最後に、合格おめでとうございます!
大学生活もぜひ楽しんでください!!