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初めて獲物を撃った日


○はじめに

こんにちは。新人猟師@伊豆大島です。

今日の捕獲頭数は2頭でした。

※3頭目撃し、1頭は半矢で逃げられてしまいました…

今回は狩猟に興味のある方向けへ
「初めて獲物を撃った日」
について話していきます。

○初めて出猟したある日のこと

実戦で鉄砲を使ったことのない初心者の僕はグループ猟で「タツ」として参加しました。

「タツ」とは1人で追い込み先付近に潜伏し、獲物を仕留める人です。他の仲間に自分が潜伏している場所まで獲物を追い込んでもらいます。

グループ猟の場合は仲間と近い距離で射撃するシーンもあるため、タツとして余裕を持った射撃ができるよう配慮してもらいました。

潜伏場所を仲間と相談し、実戦が始まります。


周りに誰もいない環境に不安を拭えないまま息を潜めていました。


そんな最中に仲間の圧力に押された獲物が現れます。


タツとは本来スナイパーのような役割を果たす人なので、気配を隠し獲物に気取られないよう射撃しますが…


始めての実戦で「自分が仕留めなければならない」という考えになり、慌てながら照準を獲物に合わせます。

思いの外ゆっくりとした動きをしていたため、充分に狙える隙がありました。


「パァァン」


日本に住んでいれば普段聞きもしない甲高い射撃音が鳴り響きます。その直後


「ピィィ ピィ」


獲物の苦しむ叫び声があたりを包みます。


「ちゃんと獲物を仕留められたのか」

「危険な射撃じゃなかったか」

そんな考えが頭の中をぐるぐる巡り、全身震えが止まりませんでした…


遠くの仲間から無線で「落ち着け、落ち着け」となだめてもらいながら、全員と合流しました。


追い込み先までまだ距離のある位置だったので、そのまま全員で先端まで進みます。


「パァァン」



追い込み先付近で仲間が射撃します。

「半矢個体を留めた」


この無線が何を意味するか…



それは僕が撃った獲物が半矢だったということです。

※半矢とは当たった弾が致命傷にならず、獲物が動ける状態


「あれだけ狙える隙があったのに…」


きっと仲間なら一発で仕留めていたでしょう

自分の実力不足を思い知った一日でした。

○まとめ

今は有害鳥獣駆除員として働いているので「猟師」とは少し異なりますが

・働いてみて実感したこと

・一ヶ月の平均給与についてなど

これからnoteに書いていく予定ですので

✔️狩猟に興味のある方

✔️資格取ったばかりの初心者の方

には特に有益になるような記事になるかと思います!

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